海外における保安力評価開発の動向を示すため,主に欧州の事例について解説を行う。ノルウェーDet Norske Veritas社のISRS,イギリスHealth&Safety LaboratoryのSafety Climate Tool,の概要を説明すると共に,フランスInstitut pour une culture de la securite industrielle(産業安全文化研究所:ICSI)のHSE Culture surveyの詳細について解説する。さらに,評価システムを支える人材育成の仕組みをどのように構築しているか並びに今後の保安力評価が目指すべき姿についての整理を行った。(著者抄録)