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J-GLOBAL ID：201302264016644988   整理番号：13A0983063

前焼結したTiO₂凝集体を用いた色素増感型太陽電池の低温製造

Low-Temperature Fabrication of Dye-Sensitized Solar Cells Using Pre-Sintered TiO₂ Aggregates

著者 (3件)： YASUDA Takashi (Kyushu Inst. Technol., Fukuoka, JPN) ,  YUKITA Masafumi (Kyushu Inst. Technol., Fukuoka, JPN) ,  FURUKAWA Shoji (Kyushu Inst. Technol., Fukuoka, JPN)
資料名： Japanese Journal of Applied Physics  (Japanese Journal of Applied Physics)
巻： 52  号： 5,Issue 2  ページ： 05DB15.1-05DB15.4  発行年： 2013年05月25日 
JST資料番号： G0520B  ISSN： 0021-4922  CODEN： JJAPB6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,TiO₂のナノ粒子凝集体を用いて,柔軟な色素増感型太陽電池用の光電極を低温で製造した結果を報告する。メソポーラスTiO₂のバルクセラミックスを破砕することによって,これらの凝集体を加工調製した。堆積した膜は,ほぼ元々のセラミックスのメソポーラス構造を保持していることが分かった。この凝集体で製造した光電極の短絡電流密度は,膜厚が4μmになるまでは,高温焼結した薄膜に匹敵することが分かった。しかし,厚い膜の場合には,電流値は厚さに伴って増加しないことが判明した。定常状態における測定によって評価した電子拡散長は,高温焼結された薄膜に関して得られる値よりも小さいことが分かった。このことは,凝集体を製造する過程における粒子間結合の劣化を示唆している。光電極に組み込まれたサブミクロンのTiO₂結晶は,電子拡散長と光吸収係数を有効に改善することが分かった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *太陽電池 ,  *酸化チタン ,  *ナノ粒子 ,  *光電極 ,  *多孔性 ,  電流密度 ,  膜厚 ,  吸収係数 ,  拡散距離 ,  キャリア拡散 ,  焼結 ,  *低温
準シソーラス用語： *色素増感型太陽電池 ,  メソ多孔性 ,  短絡電流密度 ,  光吸収係数

分類 (1件)： 太陽電池  (NC03084O)

引用文献 (18件)：

• 1) B. O'Regan and M. Grätzel: Nature 353 (1991) 737.
• 2) Y. Kijitori, M. Ikegami, and T. Miyasaka: Chem. Lett. 36 (2007) 190.
• 3) Y. Saito, S. Kambe, T. Kitamura, Y. Wada, and S. Yanagida: Sol. Energy Mater. Sol. Cells 83 (2004) 1.
• 4) S. Ito, T. N. Murakami, P. Comte, P. Liska, C. Gräzel, M. K. Nazeeruddin, and M. Grätzel: Thin Solid Films 516 (2008) 4613.
• 5) F. Sauvage, D. Chen, P. Comte, F. Huang, L.-P. Heiniger, Y.-B. Cheng, R. A. Caruso, and M. Graetzel: ACS Nano 4 (2010) 4420.

タイトルに関連する用語 (5件)： 焼結 ,  TiO2 ,  凝集体 ,  色素増感型太陽電池 ,  低温