抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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センシングプラットフォーム及び免疫標識としてそれぞれ,Au/キトサン修飾ガラス状炭素電極(GCE)及び抗体官能化ダンベル様Au-Fe
3O
4ヘテロ構造を使って,癌バイオマーカー,αフェトプロテイン(AFP)の検出のための超高感度サンドイッチ型電流測定免疫センサを作製した。一次抗体(Ab
1)の効率的固定化のためのキトサン及び金ナノ粒子(NPs)でGCE表面を修飾することで,センシングプラットフォームを構築した。標識を作製するため,ダンベル様Au-Fe
3O
4を形成するため,Fe
3O
4表面上にまず,エピタキシャルに金ナノ粒子を成長させ,次に,金表面上に二次抗体を結合(Au-Fe
3O
4-Ab
2)した。Au-Ab
1とダンベル様Au-Fe
3O
4の結合による,高い電気化学応答を産生したキトサンで修飾したGCEは,Au上にAb
2を固定化し,Fe
3O
4による過酸化水素を産生するための二重プローブとして貢献したことで,信号増幅の増大をもたらした。pH6.5,30°Cにおける最適条件下において,調製Au-Fe
3O
4/Ab
2/AFP/Ab
1/Au/chitosan/GCE免疫センサは,10mMの過酸化水素存在下で,4桁のダイナミックレンジ(0.01-40ng/mL)と2.3pg/mLの低い検出限界の優れた分析性能を示した。加えて,提示したイムノアッセイは良好な再現性と保存安定性も示した。Au-Fe
3O
4/Ab
2/AFP/Ab
1/Au/chitosan/GCE免疫センサは,AFPや他の様々な腫瘍マーカーの高感度検出のための有望なバイオセンシングプラットフォームであることを,本研究で得られた結果は明確に実証した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.