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J-GLOBAL ID:201302264232473721   整理番号:13A1819414

腸の炎症の起点となるパネート細胞

Paneth cells as a site of origin for intestinal inflammation
著者 (28件):
資料名:
巻: 503  号: 7475  ページ: 272-276  発行年: 2013年11月14日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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オートファジー関連因子遺伝子ATG16L1(autophagy related16-like1)がクローン病の遺伝的リスク因子であることが分かり,オートファジーがクローン病に重要な役割を果たすことが明らかになっている。極めて高頻度に見られるATG16L1リスク対立遺伝子,すなわちマウスの機能低下型対立遺伝子のホモ接合は,パネート細胞の機能異常を引き起こす。しかしAtg16l1HMマウスでも小腸炎は自然発症しないため,ATG16L1が病気にどのような仕組みで関係するのかは,いまだにはっきりしていない。小腸上皮細胞で異常タンパク質応答(UPR)経路の転写因子であるXbp1(X-box binding protein-1)を欠失させると(この遺伝子のヒトオルソログには珍しい炎症性腸疾患リスク変異体が存在する),小胞体ストレス,パネート細胞の機能障害が起こり,腸炎を自然発症する。小胞体ストレス(その機構は未解決である)は炎症性腸疾患の上皮によく見られる特徴であり,またクローン病の遺伝的リスク因子のいくつかは,パネート細胞に影響を及ぼす。今回我々は,小腸上皮細胞のUPR(Xbp1ΔIEC)とオートファジー(Atg16l1ΔIECあるいはAtg7ΔIEC)のどちらか一方が機能しなくなると,互いに他方の機能が代償的に促進されることと,2つの機能を両方とも阻害するとクローン病に似た重度の全層性回腸炎を自然発症することを明らかにする。Xbp1ΔIECマウスでは,機能低下を起こしたパネート細胞でオートファゴソーム形成が見られ,これがPERK(protein kinase RNA-like endoplasmic reticulum kinase),翻訳開始因子2α(eIF2α),転写因子ATF4(activating transcription factor4)を介して小胞体ストレスに結びつく。...Copyright Nature Publishing Group 2013
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分類 (1件):
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腸 
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