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J-GLOBAL ID:201302264327068166   整理番号:13A1144067

青かび病病原のPenicillium expansum系統における起源宿主に関連する遺伝構造と自然変異

Genetic structure and natural variation associated with host of origin in Penicillium expansum strains causing blue mould
著者 (5件):
資料名:
巻: 165  号:ページ: 111-120  発行年: 2013年07月15日 
JST資料番号: A0434C  ISSN: 0168-1605  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Penicillium expansumを原因とする青かび病は仁果類(セイヨウミザクラや生食用ブドウを含むより広い宿主域に影響を及ぼす可能性はあるが)の最も経済的被害が大きい収穫後病害の一つである。植物病原性におけるマイコトキシンの役割に関する幾つかの報告が公表されているが,マイコトキシンが生成菌類間の宿主選択性の変異に及ぼす影響に関して焦点を当てたものはほとんどない。この研究では,P.expansumの病原性(pathogenicity/virulence)に対する宿主の影響を調べ,主にパツリン生成との関連に焦点を当てた。リンゴ,セイヨウミザクラ,生食用ブドウに由来するP.expansum 3系統群(7系統/宿主)を,分離したそれらの宿主上とそれらに由来する人工培地で成長させた。P.expansum各群内の系統は,それらが起源とした宿主上で成長させて評価したときには,他の2群に比べて病原力が高く,パツリン生成量が多かった。生食用ブドウ系統は最も病原力が高く(発病率81%),最も強いパツリン生成菌(~554μg/g)であった。系統間の病原力の差は生きている宿主が存在しているときにだけ明らかであったことから,複雑な病原菌-宿主相互作用はP.expansumの発病能力に有意な影響を及ぼすことが示唆された。この病害の発病率や発病度とパツリン生成は正に相関することが証明されたことから,病原性因子としてのパツリンの役割が支持された。分離株間における遺伝変異の存在は,ここで用意された高解像度融解法によって確認された。この方法は,P.expansumと他種(P.chrysogenumやP.crustosum),同じ種内,起源宿主間の識別が可能である。毒素生成に及ぼす宿主の影響は転写段階で働いていると思われた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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菌類による植物病害  ,  果樹 
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