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J-GLOBAL ID：201302264553886041   整理番号：13A0820973

セルロースの単一加溶媒分解過程によるレブリン酸ブチルの直接調製

Direct preparation of butyl levulinate by a single solvolysis process of cellulose

著者 (4件)： HISHIKAWA Yukako (Forestry and Forest Products Res. Inst.(FFPRI), Tsukuba, JPN) ,  YAMAGUCHI Mami (Ehime Inst. Industrial Technol., Shikokuchuou, JPN) ,  KUBO Satoshi (Forestry and Forest Products Res. Inst.(FFPRI), Tsukuba, JPN) ,  YAMADA Tatsuhiko (Forestry and Forest Products Res. Inst.(FFPRI), Tsukuba, JPN)
資料名： Journal of Wood Science  (Journal of Wood Science)
巻： 59  号： 2  ページ： 179-182  発行年： 2013年04月25日 
JST資料番号： L3386A  ISSN： 1435-0211  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,開始材料としてセルロースバイオマスを用いたレブリン酸エステルの単一段階製造をすることに焦点を当てる。本研究は大気圧下でセルロースの酸-触媒加溶媒分解の単一段階過程によって,1-ブタノール(1-BuOH)を用いたレブリン酸ブチルの多量生産を実現した。レブリン酸ブチルの定量分析は,純粋標準品のピーク領域に基づいた外部較正曲線を用いて行った。レブリン酸ブチルの収率はセルロース粉末(0.28g)の原料から算出したが,理論的な生産量からレブリン酸ブチルの生産量を分離することによって得ることができた。本研究の結果は,大気圧下での1-BuOHの還流により,よりシンプルな反応過程を用いて60%を超えるレブリン酸塩の多量生産が達成できることを示した。この結果は,アルコール反応媒体による単一加溶媒分解過程がセルロースをバイオレブリン酸エステルに変換する高い潜在能力を持つことを示唆した。

シソーラス用語： *セルロース ,  *化学合成 ,  加溶媒分解 ,  触媒 ,  液体燃料 ,  生物燃料 ,  バイオマス ,  酵素活性度
準シソーラス用語： バイオ液体燃料 ,  酸触媒 ,  *直接合成

分類 (2件)： 木材化学  (FF05040V) ,  微生物代謝産物の生産  (FK03020A)

物質索引 (1件)： レブリン酸ブチル

タイトルに関連する用語 (5件)： セルロース ,  加溶媒分解 ,  過程 ,  レブリン酸ブチル ,  調製