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J-GLOBAL ID：201302264678123457   整理番号：13A1823861

射出成形ポリプロピレンのウエルドライン界面に分子量と分子量分布が及ぼす影響

Effect of Molecular Weight and Molecular Weight Distribution on Weld-Line Interface in Injection-Molded Polypropylene

著者 (4件)： YOKOMIZO Katsuyuki (Japan Polychem Corp., Mie, JPN) ,  BANNO Yoshihiro (Japan Polychem Corp., Mie, JPN) ,  YOSHIKAWA Taketo (Kyoto Inst. Technol., Kyoto, JPN) ,  KOTAKI Masaya (Kyoto Inst. Technol., Kyoto, JPN)
資料名： Polymer Engineering & Science  (Polymer Engineering & Science)
巻： 53  号： 11  ページ： 2336-2344  発行年： 2013年11月 
JST資料番号： C0640A  ISSN： 0032-3888  CODEN： PYESA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 分子量と分子量分布が異なる4種のポリプロピレン(PP)の射出成形品中のウエルドラインの微細構造を,偏光レーザーラマン分光法,微小切削分析,両端切り欠き引張試験で調べた。ウエルドラインの存在による機械的性質の低下をウエルドライン有り試験片とウエルドライン無し試験片の応力拡大係数の比で評価した。その結果,PPの分子量が大きく,分子量分布が広いほど応力拡大係数の比は低減した。偏光レーザーラマン分光法の結果から,分子量が応力拡大係数の比に及ぼす影響は,ウエルドラインの分子配向に関係することが分かった。微小切削分析の結果,応力拡大係数の比の低減は表面V形切り欠きの下の領域で測定したせん断強さの比の低減と同様の分子量,分子量分布依存性を示した。粗視化分子動力学シミュレーションを行った結果,広い分子量分布のPPのウエルドラインによる機械的性質の低減は,低分子量成分の分子鎖凝離による絡み合いの欠如によると考えた。

シソーラス用語： *ウェルドマーク ,  分子量分布 ,  微細構造 ,  射出成形 ,  高分子加工 ,  依存性 ,  応力拡大係数 ,  分子配向 ,  切欠き ,  剪断強さ ,  分子動力学 ,  計算機シミュレーション ,  からみ合 ,  高分子鎖 ,  *ポリプロピレン
準シソーラス用語： 粗視化分子動力学 ,  分子量依存性

分類 (2件)： 射出成形  (YH04050Y) ,  欠陥  (YH02040Z)

タイトルに関連する用語 (6件)： 射出成形 ,  ポリプロピレン ,  ウエルドライン ,  界面 ,  分子量 ,  分子量分布