文献

J-GLOBAL ID：201302264803308766   整理番号：13A0077314

超音波による腹囲測定は,内臓脂肪量と心血管リスクとの関連性評価を向上させない

Abdominal circumference measurement by ultrasound does not enhance estimating the association of visceral fat with cardiovascular risk

著者 (4件)： SEIBERT Helena (Dep. of Pediatrics, Escola Paulista de Medicina, Universidade Federeal de Sao Paulo, Sao Paulo, Sao Paulo, BRA) ,  PEREIRA Aline Maria L. (Dep. of Pediatrics, Escola Paulista de Medicina, Universidade Federeal de Sao Paulo, Sao Paulo, Sao Paulo, BRA) ,  AJZEN Sergio A. (Dep. of Pediatrics, Escola Paulista de Medicina, Universidade Federeal de Sao Paulo, Sao Paulo, Sao Paulo, BRA) ,  KOCH NOGUEIRA Paulo C. (Dep. of Pediatrics, Escola Paulista de Medicina, Universidade Federeal de Sao Paulo, Sao Paulo, Sao Paulo, BRA)
資料名： Nutrition  (Nutrition)
巻： 29  号： 2  ページ： 393-398  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： T0836A  ISSN： 0899-9007  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 目的:内臓脂肪と心血管疾患リスク因子との関連性を検討し,腹部臓器脂肪の超音波測定と腹囲測定(AC)の比較を目的とした。方法:本観察的横断的研究のため,思春期および思春期後若年者を対照群(n=49)と肥満群(n=46)に分類した。体重,身長,AC,血圧,生化学検査(脂質プロファイル,トリアシルグリセロール値,インスリン血症に対する空腹時血糖値,血清尿酸値),超音波測定による内臓脂肪を評価した。結果:総コレステロール値および空腹時血糖値以外の心血管疾患のリスク因子に,群間の有意差が認められた。対照群の被験者31例に,心血管疾患リスク因子の異常値が確認された。腹部臓器脂肪(超音波またはACで測定)と心血管疾患リスク因子との相関性は有意であった。全例において,3以上の心血管疾患リスク因子を特定するための腹部臓器脂肪の測定において,ACは超音波測定より感度および特異性が高いことが示された(受信者動作特性曲線下面積値としてそれぞれ0.87,0.73)。結論:内臓脂肪の超音波測定は,心血管疾患のリスク因子との相関性が示されたものの,この相関性はAC測定でも認められた。本試験の結果により,超音波による内臓脂肪の測定は,栄養状態良好または肥満の若年者に対する心血管疾患リスクの診断に不要であることが示唆された。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *身体測定 ,  超音波応用計測 ,  重量 ,  *内臓脂肪 ,  リスク ,  ヒト ,  青少年 ,  男性 ,  女性 ,  肥満 ,  メタボリックシンドローム ,  危険因子 ,  特性曲線
準シソーラス用語： 受信者動作特性曲線 ,  *心血管リスク ,  内臓脂肪量 ,  *腹囲測定 ,  腹部肥満

分類 (3件)： 代謝異常・栄養性疾患一般  (GD05010J) ,  生体計測  (EL03020C) ,  循環系の臨床医学一般  (GJ01030V)

タイトルに関連する用語 (6件)： 超音波 ,  腹囲測定 ,  内臓脂肪量 ,  心血管リスク ,  関連性 ,  評価