抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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職業能力開発大学校での授業におけるものづくり教育の役割とあり方について検討してきたが,本稿では,技術者教育における”これからのものづくり”について提言した。具体的には,まず,現在の社会を支配する市場経済の考え方から,価値観の転換が必要であることを述べ,いままでのものづくりに関して,大量生産・消費・廃棄を前提としてきたこと,1970年代をピークに第二次産業は規模が縮小したこと等について述べた。次いで,これからのものづくりに関して,ものづくりは人のためにあるべきで,生活優先社会に転換すべきことを示唆し,文化型産業(農業,漁業,林業)と文明型産業(製造業),自然的価値と経済的価値等をバランスさせることの必要性を論じた。さらに,これからの工業製品のあり方を,環境負荷を最小限にし,モデルチェンジも最小にし,使い捨ての発想は止め,適正な利益がでる価格での販売等の観点から論じた。