抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Arabidopsisの遺伝子DOG1(AtDOG1)は,種子休眠および糖情報伝達において機能する。機能的には,AtDOG1にオーソロガスであることが以前に示されたTriticeaeのAtDOG1様遺伝子の1種類(クレード1)を除いて,AtDOG1と相同である植物遺伝子の構造的および機能的特性はほとんど解明されていない。著者らは,穀類のAtDOG1様遺伝子の系統発生的,構造的および機能的解析を通じてそれらの機能の特性化を行い,これらの遺伝子が5種類の異なったクレード(1~5)に分類できる,遺伝子ファミリーとして存在することを示す。それらの中で,クレード1~4におけるAtDOG1様遺伝子はAtDOG1に似た構造を持ち,それらは3種類の保存領域を持つ蛋白質をエンコードしていた。それとは対照的に,クレード5の遺伝子は異なり,エンコードされた蛋白質はこれらの保存領域を欠いていたが,DNAと相互作用するドメインを持っていた。Arabidopsisにおけるクレード2~4の,穀類のAtDOG1様遺伝子の異所性発現はクレード1の遺伝子のように,AtDOG1と同じ機能を持っていた。クレード1~4における遺伝子によって与えられた,トランスジェニックArabidopsisにおける種子休眠の深さと糖情報伝達の効果間の相関は,AtDOG1の種子休眠および糖情報伝達の機能の間に内在する機構には,密接な関係のあることを示唆している。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.