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J-GLOBAL ID：201302265689293660   整理番号：13A0154889

Fe₂O₃粒子とWO₃粒子との間の相乗作用 光触媒活性の増強及び反応機構

Synergism between Fe₂O₃ and WO₃ particles: Photocatalytic activity enhancement and reaction mechanism

著者 (2件)： BI Dongqin (State Key Lab. of Silicon Materials and Dep. of Chemistry, Zhejiang Univ., Hangzhou, Zhejiang 310027, CHN) ,  XU Yiming (State Key Lab. of Silicon Materials and Dep. of Chemistry, Zhejiang Univ., Hangzhou, Zhejiang 310027, CHN)
資料名： Journal of Molecular Catalysis A: Chemical  (Journal of Molecular Catalysis A: Chemical)
巻： 367  ページ： 103-107  発行年： 2013年02月 
JST資料番号： B0605C  ISSN： 1381-1169  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,WO₃とFe₂O₃との簡単な混合により,UVまたは可視光の下,H₂O₂存在下でのフェノール分解の活性が著しく増大することを見出した。この活性増大は,混合酸化物中のFe₂O₃含有量により変化した。最良の触媒は,1.0wt%Fe₂O₃/WO₃であった。この活性は裸のWO₃と比べて,UV光の下で3.8倍,可視光の下で2.1倍増大した。制御された実験は,フェノール分解は,主にFe₂O₃/WO₃中の励起WO₃により開始されること及び二つの酸化物の間に相乗作用が存在することを示した。スピントラップ電子常磁性共鳴分光法から,Fe₂O₃/WO₃上でのヒドロキシルラジカルの生成が大きく増大していることが明らかになった。X線回折,N₂吸着及び元素マッピングによる固体キャラクタリゼーションは,Fe₂O₃粒子が試料の中で小さいサイズ及び大きい表面積で高度に分散していることを示した。WO₃の伝導バンドからFe₂O₃の低エネルギートラッピングサイトへの電子移動が生じ,これがWO₃電荷キャリアの分離を促進する結果として,フェノール分解が加速されると提案した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *相乗作用 ,  *酸化鉄 ,  *酸化タングステン ,  *ナノ粒子 ,  *触媒活性 ,  *光触媒反応 ,  *反応機構 ,  接触分解 ,  紫外線 ,  可視光 ,  過酸化水素 ,  励起状態 ,  スピントラップ ,  ヒドロキシルラジカル ,  X線回折 ,  窒素 ,  吸着平衡 ,  表面積 ,  伝導バンド ,  電子移動 ,  光分解 ,  フェノール類
準シソーラス用語： 元素マッピング ,  光触媒活性 ,  光触媒分解 ,  混合酸化物 ,  電荷キャリア ,  電子常磁性共鳴分光法

分類 (3件)： その他の触媒  (CB06123Z) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  光化学反応  (CB08020F)

物質索引 (1件)： フェノール

タイトルに関連する用語 (4件)： Fe2O3 ,  相乗作用 ,  光触媒活性 ,  増強