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J-GLOBAL ID：201302265809008710   整理番号：13A1436771

スマートフォンの気圧センサと気象情報を用いた高度推定手法

著者 (5件)： 並木渉 (電通大) ,  市野将嗣 (電通大) ,  笠原弘樹 (早稲田大 理工学術院) ,  吉井英樹 (ソフトバンクテレコム) ,  吉浦裕 (電通大)
資料名： 情報処理学会シンポジウムシリーズ(CD-ROM)  (IPSJ Symposium Series (CD-ROM))
巻： 2013  号： 2  ページ： ROMBUNNO.5B-4  発行年： 2013年07月03日 
JST資料番号： L6741A  ISSN： 1882-0840  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,スマートフォンの気圧センサを用いた高度推定手法について述べる。気圧と高度の関係はICAO標準大気によって定式化されているが,実際の大気状態と標準大気の違いにより誤差が生じる。そこで,ICAO標準大気を適用するにあたっての誤差の要因を分析し,誤差の影響が大きい海面気圧と海面気温について補正の必要性を明らかにする。しかし,現在地点,現在時刻における海面気圧・気温の情報を入手することは困難である。そこで,気象庁が全国に設置している気象観測所の最近傍の観測所のデータを参照して,一時間おきの補正を行い,1時間以内の気圧変動に対しては,ネット百葉箱から5分おきに得られる気圧を参照して補正する手法を提案する。実際の建物で提案手法の評価実験を行い,補正がない場合に50m以上であった推定誤差を2m以内に縮小することができた。このように,時空間の遠い高信頼の参照値(気象観測所のデータ)と時空間の近い低信頼の参照値(ネット百葉箱のデータ)を組み合わせた補正によって,一定の精度が実現できることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： 計測 ,  *気圧計 ,  携帯端末 ,  携帯電話 ,  *気象情報 ,  *誤り訂正 ,  *高度計 ,  気圧変動 ,  国際民間航空機関 ,  スマートフォン ,  *高さ測定
準シソーラス用語： *高度計測 ,  誤差修正 ,  ICAO

分類 (2件)： 長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O) ,  力,仕事量,圧力,摩擦の計測法・機器  (AD05050V)

タイトルに関連する用語 (6件)： スマートフォン ,  気圧センサ ,  気象情報 ,  高度 ,  推定 ,  手法