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J-GLOBAL ID：201302266103966447   整理番号：13A1874922

より深い埋土深度は,栽培マメ科植物の種子サイズを増加させたか?

Did greater burial depth increase the seed size of domesticated legumes?

著者 (5件)： KLUYVER Thomas A. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  CHARLES Michael (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  JONES Glynis (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  REES Mark (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR) ,  OSBORNE Colin P. (Univ. Sheffield, Sheffield, GBR)
資料名： Journal of Experimental Botany  (Journal of Experimental Botany)
巻： 64  号： 13  ページ： 4101-4108  発行年： 2013年10月 
JST資料番号： C0579A  ISSN： 0022-0957  CODEN： JEBOA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 世界の複数の地域での作物の独立した栽培化は,人類の文明の基礎を形成した。栽培による淘汰は,種子の大きさのような野生祖先種から区別できる栽培化形質につながり,人間の認識からみた意識的または無意識的淘汰として分類できる。本研究では,人間の栽培は自然拡散よりも種子を深く埋土して,より大きい貯蔵量を持つサイズの大きい種子を好む無意識的淘汰が行われるという仮説を検定した。種子マメ科植物の8種を調査した結果,全ての種で,栽培化と種子サイズ増加とが関連していた。うち5種で,種子重の増加と埋土深度からの発芽能と相関していたが,栽培化による有意な効果を示したのは,これらのうち2種(レンズマメとリョクトウ)のみであった。以上の結果は,マメ科植物の栽培化で,種子の埋土がより大きい種子への淘汰メカニズムとして作用するという仮説を支持しておらず,特定の種や地域のみで起こった可能性がある。

シソーラス用語： *マメ科 ,  種子 ,  *淘汰 ,  発芽 ,  深さ ,  農作物
準シソーラス用語： 作物 ,  *種子サイズ ,  *豆科植物 ,  埋土種子 ,  埋土深度 ,  無意識的淘汰

分類 (2件)： 豆類  (FC03035U) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： 土 ,  深度 ,  栽培 ,  マメ科植物 ,  種子サイズ