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J-GLOBAL ID:201302266224447072   整理番号:13A0527846

リサイクルのためのラマン分光法による廃プラスチックの識別と劣化評価

Identification and Degradation Estimation of Waste Plastics for Recycling Using Raman Spectroscopy
著者 (5件):
資料名:
巻: 61  号: 12  ページ: 1027-1032 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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プラスチックのマテリアルリサイクルでは,その選別回収技術の開発が必須である.著者らは家電リサイクル工場から排出される廃プラスチックからポリプロピレン(PP),ポリスチレン(PS),アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS)を高純度に回収するために,プラスチック識別に特化した高速のラマン識別機を開発した.高出力半導体レーザー(785 nm),開口数が大きく明るい光学系,オンボード高速信号解析部などを含む装置を試作し,毎分100 mのベルトコンベア上を移動している10 mm角以下のプラスチック片から測定時間3 msで,識別に十分なSN比のラマンスペクトルを得ることができた.実証設備において,ラマン識別機50台を並列にならべ,シュレッダーされたプラスチック片を処理量200~600 kg h-1で95% 以上の純度で選別できた.さらに,測定したラマンスペクトルを多変量解析し,その歪(ひず)みをマハラノビス距離で評価することで,プラスチック劣化の目安となる量である熱重量減少挙動との相関を見いだした.(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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高分子廃棄物処理  ,  有機化合物の物理分析 
引用文献 (14件):
  • 西哲生. プラスチックリサイクル入門 システム・技術・評価. 2009, 9
  • QU, X. IEEE Trans. Electron. Packag. Manuf. 2006, 29, 25
  • 佐藤明史. プラスチックリサイクル入門 システム・技術・評価. 2009, 85
  • (株)サイムプラスチックリサイクル. http://akane.saimu-net.ne.jp/plastic.html
  • 三宅明. プラスチックリサイクル技術と装置. 1999, 63
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