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J-GLOBAL ID:201302266224492108   整理番号:13A1270551

低原子番号粒子電子プローブX線マイクロ分析による韓国,ソウルの地下鉄で捕集した夏季エアロゾル粒子の特性づけ

Characterization of Summertime Aerosol Particles Collected at Subway Stations in Seoul, Korea Using Low-Z Particle Electron Probe X-ray Microanalysis
著者 (8件):
資料名:
巻:号:ページ: 97-105  発行年: 2010年09月30日 
JST資料番号: W2398A  ISSN: 1976-6912  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 韓国 (KOR)  言語: 英語 (EN)
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韓国,ソウルの地下鉄の2駅,JegidongとYangje,で捕集した粒子状物質の特性づけを,低原子番号粒子電子プローブX線マイクロ分析で行った。2009年の夏,地下鉄駅内の4か所(トンネル,プラットホーム,切符販売所近傍,外部近傍)で,3ステージからなるDekatiPM10インパクターを用いてサンプルを捕集した。捕集サンプルのうち,ステージ2と3(粒径範囲は,それぞれ10-2.5μm,2.5-1.0μm)で捕集したエアロゾルサンプルを調べた。サンプルの主要な化学種は,Feを含む物質,炭素質,土壌由来物質および硝酸塩や硫酸塩などの2次粒子であった。最も多かったのはFeを含む粒子であった。トンネルサンプルの85-88%はFeを含む粒子であり,サンプリング場所がトンネルから離れるにつれてFeを含む粒子は少なくなった。Feを含む粒子は,主として機械的摩滅や摩擦プロセスから生じたと思われる。トンネルサンプルの3.6-8.4%が炭素質であり,サンプリング場所がトンネルから離れるにつれて炭素質は多くなった。土壌由来粒物質もトンネル内が2.5-6.9%と最少で,サンプリング場所がトンネルから離れるにつれて土壌由来粒物質は多くなった。硝酸塩や硫酸塩の2次粒子もトンネル内が0.9-2.5と最少で,サンプリング場所がトンネルから離れるにつれて多くなった。また,プラットホームでのFeを含む粒子は,Jegidong駅では79-83%,Yangje駅では48-57%と大きな差があった。これは,Yangje駅はプラットホームのスクリーンドアが設置されているため,トンネル空気の混合が制限された結果と考えられる。
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分類 (2件):
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粒状物調査測定  ,  鉄道輸送・サービス一般 
引用文献 (27件):

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