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J-GLOBAL ID：201302266241135823   整理番号：13A1274324

化学イオン化によるアリルメチルスルフィドのフラグメンテーション: 湿度依存性および水の抑制役割

Fragmentation of Allylmethylsulfide by Chemical Ionization: Dependence on Humidity and Inhibiting Role of Water

著者 (7件)： MAIHOM Thana (Kasetsart Univ., Bangkok, THA) ,  SCHUHFRIED Erna (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  PROBST Michael (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  LIMTRAKUL Jumras (Kasetsart Univ., Bangkok, THA) ,  LIMTRAKUL Jumras (PTT Public Co. Ltd., Bangkok, THA) ,  MAERK Tilmann D. (Univ. Innsbruck, Innsbruck, AUT) ,  BIASIOLI Franco (Food Quality and Nutrition Area, S Michele a/A (TN), ITA)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 117  号： 24  ページ： 5149-5160  発行年： 2013年06月20日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒドロニウムイオンによるアリルメチルスルフィド(AMS)の化学イオン化におけるフラグメンテーションをプロトン移動反応質量分析(PTR-MS)で調べ,分極連続モデル(PCM)を用いたMP2法計算で解析した。反応時の衝突エネルギーを増加(印加電圧増加)することで開裂反応は増大し,反応時の湿度を増加すると低下した。主要フラグメントであるC₃H₅⁺の脱水素によるC₃H₃⁺の生成過程を計算すると,介在する水分子数の増加(1~3個)で遷移状態の錯体中間体が安定化し反応が抑制されることがわかった。同様にAMS・H⁺からC₃H₅⁺の生成も抑制され実験結果に対応した。これに対し多量水分子が存在する場合をPCMを用いて計算すると,水分子が溶媒として作用し溶媒効果で逆に反応は促進する結果を得た。

シソーラス用語： *化学イオン化 ,  *フラグメンテーション ,  依存性 ,  ヒドロニウムイオン ,  質量分析 ,  MP2法 ,  衝突エネルギー ,  開裂反応 ,  化学イオン化質量分析 ,  揮発性有機化合物 ,  溶媒効果 ,  抑制 ,  水和物 ,  水分子 ,  脱水素反応 ,  反応機構 ,  遷移状態 ,  *スルフィド ,  アルケニルカチオン
準シソーラス用語： プロトン移動反応質量分析 ,  *湿度依存性 ,  電場依存性 ,  反応抑制

分類 (2件)： 脂肪族スルフィド・ジスルフィド  (CF03130C) ,  分解反応  (CF02080P)

物質索引 (2件)： アリルメチルスルフィド ,  プロペニルカチオン

タイトルに関連する用語 (6件)： 化学イオン化 ,  アリルメチルスルフィド ,  フラグメンテーション ,  湿度依存性 ,  水 ,  役割