抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本報では,SEM像シャープネス評価法としてISO/TC202/SC4で標準化を進めているDR法(Derivative法)について解説した。主な内容項目を次に示した。1)はじめに:SEMの分解能と像シャープネスの関係,ISO/TC202/SC4の経緯,2)SEMの像形成と像シャープネスの定義:SEMの像形成原理,二値画像とガウス分布の畳み込み画像,3)DR法の原理:プローブ径よりも十分に長いエッジ領域を垂直走査したときのラインプロファイル,DR法の手順とDR法の各手順で得られるデータ,4)DR法の評価結果:人工画像による像シャープネス評価(ガウス分布でぼかした人工画像の例,R
theoryと像シャープネス評価精度(R/R
theory),像シャープネス理論値(R
theory)が一定でCNR(Contrast-to-noise ratio)の異なる人工画像の例,CNRの違いによる像シャープネス評価値の精度,CNRが7.76と59.9の画像のラインプロファイル,DR法による評価誤差が大きい画像の例など,5)像シャープネスの試料依存性:異なる試料のSEM像に対するシャープネス評価値と加速電圧の関係,試料Aと試料Bを30度で傾斜観察したSEM像など。