文献

J-GLOBAL ID：201302266434266186   整理番号：13A0052389

高透明度ジルコニアセラミックの開発

Development of highly transparent zirconia ceramics

著者 (3件)： YAMASHITA Isao (TOSOH CORP.) ,  KUDO Masayuki (TOSOH CORP.) ,  TSUKUMA Koji (TOSOH CORP.)
資料名： 東ソー研究・技術報告  (Tosoh Research & Technology Review)
巻： 56  ページ： 11-16  発行年： 2012年12月31日 
JST資料番号： F0529A  ISSN： 1346-3039  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高透明度ジルコニアセラミックスを開発し,それらの光学的及び機械的性質を包括的に調べた。拡散透過率を全前方透過率で除した値として定義した光学的ヘイズ値の低い値(H<1.0%)は高純度粉体と新規焼結法を用いることによって達成された。理論的インライン透過率(74%)は紫外-可視領域から赤外領域に掛けて観測され,吸収端は紫外及び赤外領域に対してそれぞれ350nm及び8μmにおいて認められた。高い屈折率(n_d=2.23)及び高いAbbe数(ν_d=27.8)を持つ無色焼結体が得られた。顕著に大きい誘電率(ε=32.7)と低い誘電損失(tanδ=0.006)が認められた。透明ジルコニアセラミックスは高屈折率レンズ,光電材料及び赤外窓材料の候補になる。透明ジルコニアセラミックスはまた優れた機械的性質を持つ。各種色の透明ジルコニアは外装部品及び複雑な形状を持つ宝石として利用できる。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 強化セラミック ,  *酸化ジルコニウム ,  *透明度 ,  *光学的性質 ,  *機械的性質 ,  透過率 ,  光拡散 ,  光散乱 ,  *焼結 ,  吸収端 ,  屈折率 ,  *誘電率 ,  誘電損失 ,  材料 ,  成形性 ,  宝石
準シソーラス用語： Abbe数 ,  *ジルコニアセラミック ,  ヘイズ ,  *光電材料

分類 (3件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z)

引用文献 (28件)：

• 1) R.L. Coble, U.S. Pat. 3026210 (1962).
• 2) M.W. Benecke, N. Olson and J.A. Pask, J. Am. Ceram. Soc., 50, 365-8 (1967).
• 3) S.K. Dutta and G.E. Gazza, Mater. Res. Bull., 4, 791-6 (1969).
• 4) R.J. Bratton,J. Am. Ceram. Soc., 57, 283-6 (1974).
• 5) A. Ikesue, I. Furusato and K. Kamata, J. Am. Ceram. Soc., 78, 225-8 (1995).

タイトルに関連する用語 (3件)： 透明度 ,  ジルコニアセラミック ,  開発