抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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黒川谷ッ公園は,昭和53年に開始された住宅都市整備公団(現UR都市機構)主導の土地区画整理事業で設置された公園である。多摩丘陵の一部である神奈川県川崎市最西端の黒川はるひ野地区にあり,面積約3.1haの近隣公園である。公園内には雑木林や湧水が流れ込む水田跡地の湿地があり,かつて農村集落であった黒川はるひ野地区の面影を残している。平成18年にこの公園がUR都市機構から市に移管されることとなったが,行政内部で議論となったのは,公園の主目的である生物多様性の保全のために管理方針をどう定めていくかであった。その結果,公園管理のあり方については,総意として,開放日を限定する方針が選ばれた。また,開放日には管理人を置くことにより,公園内の安全管理,利用指導,環境管理,動植物モニタリング,充実した利用案内(ガイドツアー等)が可能となり,黒川谷ッ公園の生物多様性を保全し,利用者へのサービスを向上させる上で,好ましい公園開放のあり方となるということで意見が一致した。