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J-GLOBAL ID:201302266636166868   整理番号:13A1462243

製糖業界におけるホップエキスの有効性について

Infection Control Within the Sugar Industry Using Natural Hop Extracts A Summary of 15 Years World Wide Experience
著者 (3件):
資料名:
巻: 59  ページ: 35-41  発行年: 2013年06月28日 
JST資料番号: F0493A  ISSN: 0370-9841  CODEN: SGIKA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
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砂糖の製造工程での微生物による汚染は,歩留りの低下など,重大な問題を引き起こす。以前は,多くの製糖業者は,微生物汚染の対策にホルムアルデヒドやSO2のような合成薬品を使用してきたが,現在では,法規制により,これらを使用することが困難になりつつある。こうした状況下,1990年代半ばに製糖工程の微生物汚染に対し,ホップが優れた効果を持つことが判り,瞬く間に世界中のビート製糖業界でホップの利用が広がった。ホップは1000年以上に亘り栽培されており,伝統的にホップはビールに苦味を与えるのに利用されているだけでなく,保存性を高めるのにも利用されている。さらに,超臨界二酸化炭素抽出でホップから有効成分のα酸とβ酸を取り出し,α酸とβ酸のそれぞれのホップエキスを製造している。β酸のホップエキス(製品名『BetaStab 10A』)は,製糖工程の工程汁のpHでより効果を発揮し,かつα酸のホップエキスに比べ価格が安い。ホップβ酸の抗菌効果に加えて,このβ酸のホップエキスは,安全性が非常に高く,利便性と非腐食性があり,さらにはこのホップエキスは,酵母による糖蜜の発酵プロセスにも影響を与えず,ホップエキスを使用した後のビートパルプは,家畜の飼料として利用可能である。こうした面からも,他の抗菌剤に比べて,大きなコストメリットが得られる。我々は,ホップエキスを添加した工程汁中で乳酸菌の増殖が抑えられることを試験結果から確認している。さらに,甘蔗糖の製造で,β酸のホップエキスは,デキストラン産生の抑制や貯蔵中の濃厚汁の糖損失を抑制するのに非常に有効である。(著者抄録)
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澱粉以外の多糖類 
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