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J-GLOBAL ID:201302266689382775   整理番号:13A0627797

表面形成における非平衡系の自己組織化の制御

著者 (1件):
資料名:
巻: 13  号:ページ: 171-177  発行年: 2013年04月01日 
JST資料番号: L4211A  ISSN: 1345-8949  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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生命体のように,系が外部環境に対して開かれ平衡から遠く離れた状態に保たれた場合,ゆらぎが成長し散逸構造と呼ばれる様々な自己組織化された状態が発生する。粘性の高い液体を固体基板上に塗工すると,通常は平滑な表面とはならず,塗工方向と平行に空間周期ストライプパターンが発生する。これは,液膜が形成される過程が平衡から遠く離れた状態となり,したがって気液界面の形状ゆらぎが成長するためである。界面形状ゆらぎが成長する現象はフィンガリングと呼ばれ,表面形成を伴う工業生産プロセスにおいて普遍的に観察される。我々は,フィンガリングの発生を抑制する技術を開発し,サンスクリーン剤性能のin vitro評価法の確立や,自動車車体の回転霧化塗装における技術革新に寄与してきた。また,自発的に空間パターンが発生してしまう現象を逆手に取って,これを高撥水性表面の作製に応用する技術を開発してきた。(著者抄録)
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分類 (1件):
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界面化学一般 
引用文献 (37件):
  • 1) D. K. Kondepudi, I. Prigogine, “Modern Thermodynamics -From Heat Engines to Dissipative Structures-” Chapter 19, John Wiley & Sons, New York (1998). (日本語版:I.プリゴジン,D.コンデプディ著,妹尾学,岩元和敏訳,“現代熱力学-熱機関から散逸構造へ-”,朝倉書店(2001).
  • 2) I. R. Epstein, J. A. Pojman, “An Introduction to Nonlinear Chemical Dynamics -Oscillations, Waves, Patterns, and Chaos”, Oxford University Press, New York (1998).
  • 3) I. Prigogine, R. Lefever, J. Chem. Phys., 48, 1695-1700 (1968).
  • 4) B. P. Belouzov, “A Periodic Reaction and Its Mechanism”, in Oscillation and Traveling Waves in Chemical Systems (ed. by R. J. Field, M. Burger), p. 605-613, Wiley, New York (1985).
  • 5) S. Takayama, K. Okano, K. Asakura, Chem. Phys. Lett., 555, 300-305 (2013).
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