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J-GLOBAL ID：201302266770474986   整理番号：13A1201122

亜鉛ポルフィリン-アクセプタダイアドにおける第二励起状態の電荷分離と続く電荷再結合の動力学

Dynamics of Charge Separation from Second Excited State and Following Charge Recombination in Zinc-Porphyrin-Acceptor Dyads

著者 (3件)： ROGOZINA Marina V. (Volgograd State Univ., Volgograd, RUS) ,  IONKIN Vladimir N. (Volgograd State Univ., Volgograd, RUS) ,  IVANOV Anatoly I. (Volgograd State Univ., Volgograd, RUS)
資料名： Journal of Physical Chemistry A  (Journal of Physical Chemistry A)
巻： 117  号： 22  ページ： 4564-4573  発行年： 2013年06月06日 
JST資料番号： C0334B  ISSN： 1089-5639  CODEN： JPCAFH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 亜鉛ポルフィリンとナフタレンイミドのダイアドに対して,ポルフィリンのSoret吸収に対応する第二励起一重項(S₂),さらに励起一重項(S₁),電荷移動状態(CS)および基底状態(S₀)の4準位について,光励起後のエネルギー移動を特にCSにおける振動励起状態の効果および溶媒(DMFおよびTHF)の影響を考慮して解析した。振動状態については従来の基準振動を1個とした計算を多数(5~10)の場合に拡張して,従来とは大きく異なる反応機構を得た。CS準位の分布は時間経過で2個の極大を示し,短時間(<1ps)の極大はS₂準位から振動励起状態CSへの遷移を経由した増加であり,長時間(>50ps)の極大はS₁準位から基底状態CSへの遷移であると推定した。S₂準位からの寄与は全体の1~30%であった。THFの方がDMFよりCSの増加および減衰は長時間域に生じた。

シソーラス用語： *金属ポルフィリン ,  *亜鉛錯体 ,  動力学 ,  電荷分離 ,  再結合 ,  一重項 ,  エネルギー移動 ,  振動励起 ,  溶媒効果 ,  状態密度 ,  振動緩和 ,  状態 ,  反応機構 ,  ドナー-アクセプタ対 ,  分子構造 ,  *芳香族縮合化合物 ,  基底状態 ,  基準振動 ,  励起状態 ,  脂肪族カルボン酸 ,  カルボアミド ,  環状エーテル
準シソーラス用語： 電荷移動状態 ,  電荷再結合 ,  分子内振動緩和 ,  *励起状態動力学 ,  ダイアド【分子構造】 ,  *ナフタレン類

分類 (4件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  八員環以上の複素環化合物  (CF07120T) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  ナフタレン  (CF06020D)

物質索引 (3件)： DMF ,  THF ,  ナフタルイミド

タイトルに関連する用語 (6件)： 亜鉛 ,  ポルフィリン ,  励起状態 ,  電荷分離 ,  電荷再結合 ,  動力学