抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高熱伝導性複合高分子材料は異方性を持つ場合も多い。高分子材料の熱伝導率の特徴と種々の測定法の進歩について述べた。古くからある定常熱流計方法を紹介した。標準試料内の温度勾配と試料内の温度勾配の段差から接触熱抵抗を見積もる方法もある。定常法測定は測定時間が長いなどの欠点もあるが放熱材料の最終確認によくつかわれている。次に1946年に提案された非定常熱線法の概略を示した。少量サンプル用としてホットディスク法が開発されISO化されている。さらに新しい手法として,熱拡散率を測定して熱伝導率を算出するレーザフラッシュ法を紹介した。複合高分子材料の場合は体積分配で求めた値を使うことができる。試料が小さい場合は厚みの影響を強く受ける。試料の面方向の熱拡散率も測定できる。各種測定方法による違いについて述べた。