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J-GLOBAL ID:201302266801285885   整理番号:13A1343971

比色によるフェノール類検出のための生物活性紙プラットフォーム

Bioactive paper platform for colorimetric phenols detection
著者 (4件):
資料名:
巻: 186  ページ: 557-562  発行年: 2013年09月 
JST資料番号: T0967A  ISSN: 0925-4005  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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フェノール化合物の比色検出のための低価格,携帯型で使い捨ての紙ベースのバイオセンサについて述べた。フェノール検出は酵素(チロシナーゼ)的分析に基づいた。ワイン中の多価フェノールを定量した。方法は迅速かつ簡単で,高度の機器や熟練要員は必要なかった。本研究において,フェノール類に対する低価格,携帯型で使い捨ての紙ベースのバイオアッセイの開発について述べた。検体の比色検出は酵素的分析に基づいた。チロシナーゼ酵素は,3-メチル-2-ベンゾチアゾリノンヒドラゾン(MBTH)を用いた簡単なオーバースポッティング法により濾紙上に固定し,酵素酸化生成物による安定な発色付加物の形成により,フェノール類の検出が可能になった。(反応の5分後に発生した)付加物の色彩強度はフェノール基質濃度の増加と比例して増加した。検体検出は目視により可能で,定量はカメラフォンと画像分析ソフトウェアを使って簡単に得られた。センサの応答特性は,検体として,チロシナーゼの原型基質である,L-3,4-ジヒドロキシフェニルアラニン(L-DOPA)を使って判定した。センサのLODは5μMで,線形応答は0.5mMまであった。ワイン中の多価フェノール含量をバイオセンサで定量し,溶液中でチロシナーゼ酵素試験法により定量したフェノールプール及びフォリン-シオカルト試験法により調べた抗酸化剤プールに対して得られた結果とを比較した。この紙ベースのプラットフォームは他のタイプのフェノール類の検出に対し,潜在能力を有した。提示した試験法は高度の機器や熟練要員が必要なく,他の検出法より迅速性及び簡易性に利点を持つ。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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生化学的分析法  ,  芳香族単環フェノール類・多価フェノール 
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