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J-GLOBAL ID：201302266820709645   整理番号：13A0917649

フコキサンチンはミクログリアの炎症と酸化反応を改善する

Fucoxanthin Ameliorates Inflammation and Oxidative Reponses in Microglia

著者 (4件)： PANGESTUTI Ratih (Pukyong National Univ., Busan, KOR) ,  VO Thanh-Sang (Pukyong National Univ., Busan, KOR) ,  NGO Dai-Hung (Pukyong National Univ., Busan, KOR) ,  KIM Se-Kwon (Pukyong National Univ., Busan, KOR)
資料名： Journal of Agricultural and Food Chemistry  (Journal of Agricultural and Food Chemistry)
巻： 61  号： 16  ページ： 3876-3883  発行年： 2013年04月24日 
JST資料番号： C0251A  ISSN： 0021-8561  CODEN： JAFCAU  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Alzheimer病(AD)に関与するアミロイドβ(Aβ)と酸化ストレスに対し,いろいろな薬理学的特性を与えることが知られているミクログリアの反応におけるフコキサンチンの潜在的役割について調べた。フコキサンチン処理は,Aβ₄₂の刺激により誘発したBV2ミクログリア細胞における前炎症性サイトカインの産生と分泌を減少させた。また,フコキサンチンがAβ₄₂が誘発したMAPキナーゼのリン酸化に対して抑制作用があることが確認できた。さらにフコキサンチンは,BV2細胞中のフリーラジカル誘発性DNAの酸化に対して保護作用を示した。以上の結果は,神経変性疾患の動物モデルにおける作用の究明にさらなる研究を要するものの,フコキサンチンが抗炎症剤および抗酸化剤として考慮できることを示した。

シソーラス用語： *ミクログリア ,  *消炎作用 ,  *酸化防止 ,  Alzheimer病 ,  アミロイドβタンパク質 ,  ペプチド ,  酸化ストレス ,  培養細胞 ,  炎症性サイトカイン ,  MAPキナーゼ ,  神経系疾患 ,  消炎薬 ,  酸化防止剤 ,  カロチノイド
準シソーラス用語： BV-2細胞 ,  アミロイドβ42 ,  神経変性疾患

分類 (3件)： カロチノイド,その他のテルペノイド  (CF10025Z) ,  消炎薬の基礎研究  (GW15010T) ,  神経系一般  (EJ12010J)

物質索引 (1件)： フコキサンチン

タイトルに関連する用語 (4件)： フコキサンチン ,  ミクログリア ,  炎症 ,  酸化反応