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J-GLOBAL ID:201302267069067345   整理番号:13A1387561

有用植物アケボノソウ(Swertia bimaculata Hook.F.& Thomas.)の種内遺伝的多様性,植物化学物質組成および抗酸化活性

Intra-specific genetic diversity, phytochemical analysis and antioxidant activities of a potential Himalayan Swertia (Swertia bimaculata Hook. F. & Thomas.)
著者 (5件):
資料名:
巻: 49  ページ: 341-347  発行年: 2013年08月 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アケボノソウ(Swertia bimaculata Hook.F.&Thomas.)は,まだ調査がおこなわれていない苦味の少ない種であり,チレッタソウ(Swertia chirayita)に代用物もしくは混合物として混ぜて利用されることが多い。しかし,絶え間ない乱獲はヒマラヤ山脈東部の自然生息地における個体群の増殖力を著しく減少させてしまう。そこで,本試験では,本種の遺伝的多様性,各部位の植物化学物質組成および抗酸化能を調べることとした。まず,本種の19個のアクセションをシッキム・ヒマラヤ地方の各地から採集した。そして,それらの遺伝子変異を20個のISSRプライマーを用いて分析した結果,56個(93.3%)の多型アンプリコンが発現した。そして,アクセッション間で高レベルの遺伝的多様性(h=0.22およびI=0.32)が認められた。また,個体群間では中程度の遺伝的差異(Gst=0.44)が認められた。次に,本種の各部位の総フェノール,フラボノイド,アルカロイド,サポニンおよびタンニン含量を調べた。その結果,本種の葉と茎のメタノール抽出液中のポリフェノール,フラボノイドおよびアルカロイド類の含有量は高かった。しかし,葉の抽出液は他の部位よりも植物化学物質の含有量が有意に高かった。続いて,各部位の抗酸化能を,2,2-ジフェニル-1-ピクリルヒドラジル(DPPH)および鉄還元抗酸化力(FRAP)モデル系を用いて調べた。その結果,葉のメタノール抽出液は高いラジカル捕捉能を示し,最低IC<sub>50</sub>値は4.80μg/ml,酸化阻害率は93.14%に達し,優れた抗酸化能を有することがわかった。したがって,本種の葉はキサントンなどの重要植物化学物質の原料,および一般的に用いられるチレッタソウの代用として利用可能であると考えた。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物の生化学  ,  分子遺伝学一般  ,  生薬一般  ,  薬用植物  ,  作物の品種 

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