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J-GLOBAL ID:201302267620637310   整理番号:13A1935493

水環境における1,4-ジオキサンの運命: 下水から飲用水へ

Fate of 1,4-dioxane in the aquatic environment: From sewage to drinking water
著者 (5件):
資料名:
巻: 48  ページ: 406-419  発行年: 2014年01月01日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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1,4-ジオキサンの健康影響と水循環での存在に関するデータは少ない。ここでは,下水,表面水,飲用水での1,4-ジオキサンの移動性と残留性を調べた。1,4-ジオキサンの存在を4つの下水処理施設(STP)からの廃水試料で定量した。流入液と処理水試料を毎週採取した。4施設全ての平均流入液濃度は262±32~834±480ng/Lであったが,処理水の平均濃度は267±35~62,260±36,000ng/Lで,水処理時に1,4-ジオキサンが除去されていなかった。1,4-ジオキサンは強い化学結合によって従来の生物処理技術では生物分解性が低いと考えられる。処理水での1,4-ジオキサンの濃度増加の発生源を後無酸素脱窒素プロセスで使用されるメチルアルコールの不純物からと同定した。STPでの低い生物分解の観点で,1,4ジオキサンの汚染の程度を確認するために表面水試料を採取した。マイン川,ライン河とオーデル川での1,4-ジオキサンの空間および時間的分布を調べた。オーデル川では2200ng/Lの濃度に達し,マイン川とライン河では860ng/Lを検出した。ライン河での1,4-ジオキサンの毎月の平均負荷を172kg/dと計算した。全ての河川で,1,4-ジオキサンの濃度が泉からの距離と共に増加し,河川の排水と負に相関することが認められた。さらに,2つの飲用水施設からの河岸濾過と飲用水試料を1,4-ジオキサンの存在に対して分析した。原水は650~670ng/Lの1,4-ジオキサンを含有したが,飲用水での濃度はそれぞれ600,490ng/Lへ低下していた。使用された浄化プロセスはいずれもドイツ環境省による100ng/Lのガイドライン基準以下に1,4-ジオキサンの存在を低減できなかった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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水質汚濁一般  ,  その他の汚染原因物質 
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