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J-GLOBAL ID：201302267839589205   整理番号：13A0985500

人工ふ化放流河川におけるサケ野生魚の割合推定

Estimation of the proportion of wild chum salmon Oncorhynchus keta in Japanese hatchery rivers

著者 (4件)： 森田健太郎 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所) ,  高橋悟 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所) ,  大熊一正 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所) ,  永沢亨 ((独)水産総合研究センター北海道区水産研究所)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 79  号： 2  ページ： 206-213 (J-STAGE)  発行年： 2013年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： サケ資源はほとんどが放流魚で維持されていると考えられているが,これまで野生魚(自然産卵由来)の寄与率は調べられていない。本研究では,耳石温度標識による大量放流が行われている北海道の 8 河川において,サケ野生魚の割合を推定した。ウライで捕獲されたサケに占める野生魚の割合は,調査河川全体で計算すると 28.3±1.2%,放流魚の全数が標識されている河川に限定すると 15.9±0.6% と推定された。野生魚の割合は河川や年級群によって大きく変動したが(0~50%),野生魚も十分に資源に貢献しうると考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *サケ ,  *水生動物 ,  *放流 ,  種苗管理 ,  河川 ,  資源管理
準シソーラス用語： 人工種苗 ,  *天然魚 ,  *標識放流 ,  *Oncorhynchus keta

分類 (3件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y) ,  個体群生態学  (EE03030S)

引用文献 (50件)：

• HIROI, O. Historical trends of salmon fisheries and stock conditions in Japan. N. Pac. Anadr. Fish Comm. Bull. 1998, 1, 23-27
• KAERIYAMA, M. Hatchery programmes and stock management of salmonid populations in Japan. Stock Enhancement and Sea Ranching. 1999, 153-167
• 小林哲夫. 日本サケ・マス増殖史. 2009
• MORITA, K. A review of Pacific salmon hatchery programmes on Hokkaido Island, Japan. ICES J. Mar. Sci. 2006, 63, 1353-1363
• 北田修一. 栽培漁業と統計モデル分析. 2001

タイトルに関連する用語 (6件)： 人工ふ化 ,  放流 ,  河川 ,  サケ ,  割合 ,  推定