抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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水平円管,収縮・拡大管,コルゲート管を流動するスラッシュ窒素の圧力損失低減および熱伝達劣化を実験,数値解析により明らかにした。内径15mm,10mmの水平円管の場合,各々,スラッシュ窒素の圧力損失が液体窒素と比較して,流速3.6m/s以上において最大23%,流速2.0m/s以上において最大25%低減する。30kW/m
2の加熱時においては,各々,圧力損失が液体窒素よりも最大23%,39%,熱伝達係数が最大18%,28%低下し,圧力損失低減,熱伝達劣化が同時に発生する。内径15mm,スロート径10mmの収縮・拡大管の場合,圧力損失低減は流速1.5m/s以上で現れ,最大で40~50%低減する。形状の異なる2種類のコルゲート管の場合,いずれも流速2m/s以上で圧力損失低減が現れ始め,重量固相率30wt.%において最大37%低減する。高速度カメラ,PIV法を使用して,円管,収縮・拡大管,コルゲート管を流動する固体粒子の挙動を観察し,流速分布を測定した結果,各々の管形状において圧力損失低減メカニズムが明らかとなった。また,重力の影響を含む三次元二流体モデルに基づく数値解析コード「SLUSH-3D」を開発し,数値解析によりスラッシュ窒素の流動,伝熱特性およびスラッシュ水素との違いが明らかとなった。(著者抄録)