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J-GLOBAL ID：201302267913301243   整理番号：13A1445678

振電カップリングはベンゼン発色団¹L_bバンドの電子円偏光二色性を支配する

Vibronic Coupling Dominates the Electronic Circular Dichroism of the Benzene Chromophore ¹L_b band

著者 (5件)： PESCITELLI Gennaro (Univ. Pisa, Pisa, ITA) ,  BARONE Vincenzo (Scuola Normale Superiore, Pisa, ITA) ,  DI BARI Lorenzo (Univ. Pisa, Pisa, ITA) ,  RIZZO Antonio (Consiglio Nazionale delle Ricerche, CNR, Pisa, ITA) ,  SANTORO Fabrizio (Consiglio Nazionale delle Ricerche, CNR, Pisa, ITA)
資料名： Journal of Organic Chemistry  (Journal of Organic Chemistry)
巻： 78  号： 15  ページ： 7398-7405  発行年： 2013年08月02日 
JST資料番号： C0328A  ISSN： 0022-3263  CODEN： JOCEAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 芳香族環は天然物と合成化合物の両方の有機分子の中で,最も一般的な発色団である。本報では,ヘンゼン環に比較的単純なアルキル基が置換した2つのキラルベンゼン誘導体,(R)-(3-メチルブタン-2-イル)ベンゼン(化合物2)および(R)-(3,3,-ジメチルブタン-2-イル)ベンゼン(化合物1)の電子円偏光二色性(ECD)スペクトルを,230~260nmの間の¹L_bバンド領域について詳細に比較した。計算化学のTDDFT法を用いて化合物1と2の振電ECDを計算し,温度依存性とFrank-CondonおよびHerzberg-Teller影響を考慮して,Duschinsky効果を検討した。試験の結果,化合物1と2のような単純な化合物でも,絶対配座の決定にセクター規則をそのまま用いてはいけないことが,明らかになった。

シソーラス用語： *振電相互作用 ,  発色団 ,  円偏光二色性 ,  周波数帯 ,  密度汎関数法 ,  理論 ,  計算化学 ,  *エネルギーギャップ ,  *アルキルベンゼン ,  *計算機シミュレーション
準シソーラス用語： Duschinsky効果 ,  *HOMO-LUMOギャップ ,  Lバンド ,  TDDFT法 ,  *振電カップリング ,  電子円偏光二色性

分類 (3件)： 芳香族単環炭化水素  (CF05020W) ,  分子の電子構造  (BH05010Q) ,  その他の計算機利用技術  (JE14000C)

物質索引 (4件)： 1,2,2-トリメチルプロピルベンゼン ,  1,2-ジメチルプロピルベンゼン ,  1-メチルブチルベンゼン ,  1-メチルプロピルベンゼン

タイトルに関連する用語 (5件)： 振電カップリング ,  ベンゼン ,  発色団 ,  バンド ,  電子円偏光二色性