文献

J-GLOBAL ID：201302268388592173   整理番号：13A1542631

表面Sn合金化によるCu(001)上のカルボキシル基脱プロトン化のコントロール

Controlling Carboxyl Deprotonation on Cu(001) by Surface Sn Alloying

著者 (9件)： CARRERA A. (CONICET, Bariloche, ARG) ,  CRISTINA L. J. (CONICET, Bariloche, ARG) ,  BENGIO S. (CONICET, Bariloche, ARG) ,  COSSARO A. (IOM, CNR, Trieste, ITA) ,  VERDINI A. (IOM, CNR, Trieste, ITA) ,  FLOREANO L. (IOM, CNR, Trieste, ITA) ,  FUHR J. D. (CONICET, Bariloche, ARG) ,  GAYONE J. E. (CONICET, Bariloche, ARG) ,  ASCOLANI H. (CONICET, Bariloche, ARG)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 117  号： 33  ページ： 17058-17065  発行年： 2013年08月22日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 金属表面に構築されたナノ構造超分子は近年多くの興味をあつめている。ナノ構造の構築に当たり末端基と基質との相互作用が界面の分子組織化に影響をあたえ,自己化学的,電気的性質を決定する。本論文はSn/Cu(001)表面合金が,水素結合した有機構造の生成の新しいテンプレートとなることを報告する。0.5単分子層(ML)Sn/Cu(001)表面のSn層のネットワークはテレフタル酸(TPA)分子とCu(001)表面との相互作用を劇的に減少させ,その結果カルボキシル基の脱プロトン化を阻害する。したがって0.5MLSn原子は,Cu(001)上のTPAの自己組織化構造を一変させる。得られたTPA二次元シートは,支持体なしで得られたシートと事実上区別がつかない。このように,0.5ML Sn/Cu(001)表面は,水素結合で安定化された二次元ネットワークのテンプレートとなる。

シソーラス用語： *合金化 ,  *スズ ,  *銅 ,  *脱プロトン ,  ナノ構造 ,  超分子 ,  水素結合 ,  ネットワーク ,  自己組織化 ,  単分子層 ,  表面構造 ,  芳香族カルボン酸 ,  ジカルボン酸 ,  *カルボキシ基
準シソーラス用語： *カルボキシル基 ,  *表面合金化

分類 (2件)： 固-固界面  (CB12060M) ,  金属の表面構造  (BK15020P)

物質索引 (1件)： テレフタル酸

タイトルに関連する用語 (5件)： Sn合金 ,  Cu ,  カルボキシル基 ,  脱プロトン化 ,  コントロール