抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
周知の2002年10月31日地震はSan Giuliano di Puglia(Campobasso, イタリア)の教会が崩壊するかの恐怖を抱かせた。本報は,町の教会, San Giuliano Martire,の修理と耐震補強の主要な点について述べた。耐震補強はこの地震直後に公表された新しいイタリア耐震基準(耐震改良)に適合しなければならなかった。原型の特徴を忠実に保つこと(プラスタなしの裸表面の石積みの保存)の要求により,構造の復旧は制限された。この目的を達成するために設計は技術的な慣行を参照するのではなく,最新の科学的進歩を考慮し,革新的な方法を開発した。復旧作業,特に技術的革新,を二つの地震,それらはともに建物のごく近くに震央を持つ,で試験した。最初のそれはマグニチュード3.1で2007年に発生し,第二のそれはマグニチュード3.7とピーク地動加速度0.19gで2011年に発生した。地上に置かれた礼拝用調度品は重大な損傷を受けたが,地震による建物の構造的損傷は生じなかった。特に,組積み構造に亀裂は生じなかった。2011地震のPGAと地震力は,損傷限界と非崩壊要求の現在のイタリア基準による値よりそれぞれ1.7倍と2.5倍大きかった。これは,組積み建造物の剛性と横方向耐荷能力の両方を顕著に増すために組積み構造にポストテンション接合緊張材を適用したことの有効性を証明した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.