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J-GLOBAL ID：201302268830378020   整理番号：13A1410082

淡水生物モデル中の主要なコカイン代謝物(ベンゾイルエクゴニン)によるタンパク質プロファイルの変更の最初の証拠

First evidence of protein profile alteration due to the main cocaine metabolite (benzoylecgonine) in a freshwater biological model

著者 (7件)： BINELLI A. (Dep. of Biosciences, Univ. of Milan, Via Celoria 26, 20133 Milan, ITA) ,  MARISA I. (Dep. of Biosciences, Univ. of Milan, Via Celoria 26, 20133 Milan, ITA) ,  FEDOROVA M. (Inst. of Bioanalytical Chemistry, Fac. of Chemistry and Mineralogy, Universitaet Leipzig, Deutscher Platz 5, 04103 ...) ,  FEDOROVA M. (Center for Biotechnology and Biomedicine, Universitaet Leipzig, Deutscher Platz 5, 04103 Leipzig, DEU) ,  HOFFMANN R. (Inst. of Bioanalytical Chemistry, Fac. of Chemistry and Mineralogy, Universitaet Leipzig, Deutscher Platz 5, 04103 ...) ,  HOFFMANN R. (Center for Biotechnology and Biomedicine, Universitaet Leipzig, Deutscher Platz 5, 04103 Leipzig, DEU) ,  RIVA C. (Dep. of Biosciences, Univ. of Milan, Via Celoria 26, 20133 Milan, ITA)
資料名： Aquatic Toxicology  (Aquatic Toxicology)
巻： 140-141  ページ： 268-278  発行年： 2013年09月15日 
JST資料番号： B0823B  ISSN： 0166-445X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 違法薬物は大きな社会問題を示すだけでなく,それらの使用と,多くの場合不正使用は淡水に多量の親化合物,そして特にその代謝物を放出するため,環境問題とみなされる。最も一般的に使用される薬の一つはコカインであり,それはヨーロッパで最も普及している第二の薬物(世界中のすべてのコカイン使用者のほぼ30%を占める)である。コカインはヒトにおいて,ベンゾイルエクゴニン(35~54%),エクゴニンメチルエステル(32~49%)とノルコカイン(5%)に急速に代謝され,それらは尿中に排出され,廃水処理プラント(WWTP)により部分的にしか除去されない。非標的生物におけるコカインとその代謝による可能性のあるリスクを評価するために,以前には研究は行われていなかったため,コカインの主要な代謝物のベンゾイルエクゴニン(BE)に関連する,可能性のある環境リスクを調査するために,多くの学問領域にわたるアプローチを適用した。バイオマーカースイートとレドックスプロテオミクスアプローチにより行った以前の研究は,淡水二枚貝のゼブラガイ(Dreissena polymorpha)中の環境BE濃度が原因となった,抗酸化酵素活性の不均衡といくつかの遺伝毒性効果を示した。本論文は,プロテオミクス解析に基づいて,本研究の最後の段階で得られた結果を提示する。2-DEと質量分析(RP-UPLC ESI-LTQ-Orbitrap)により,BEの2つの異なる濃度(0.5と1μg/L)に14日間暴露されたゼブラガイの,鰓中のタンパク質発現プロファイルを解析した。これらの結果は,機能が全体の代謝のために重要である,鰓細胞内の複数のタンパク質における,かなりの変化を明らかにする。特に,脊椎動物に関して検証されたように,カルシウム恒常性とその結果としての酸化ストレスの不均衡に対する,BEの推定影響を見出した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *麻薬性鎮痛薬 ,  中枢神経系作用薬 ,  代謝産物 ,  *環境影響 ,  *二枚貝類 ,  実験動物 ,  遺伝毒性 ,  酵素活性度 ,  プロテオミクス ,  タンパク質 ,  タンパク質合成 ,  分子遺伝現象 ,  酸化ストレス ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族カルボン酸 ,  架橋化合物 ,  カルボン酸エステル ,  ヒドロキシ酸 ,  トロパンアルカロイド ,  第二アルコール ,  違法薬物
準シソーラス用語： *Dreissena polymorpha ,  動物モデル ,  抗酸化酵素活性 ,  蛋白質発現

分類 (3件)： 動物に対する影響  (EE05040R) ,  薬物学一般  (GV01010J) ,  蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

物質索引 (4件)： コカイン ,  ベンゾイルエクゴニン ,  エクゴニンメチルエステル ,  ノルコカイン

タイトルに関連する用語 (8件)： 淡水 ,  生物モデル ,  コカイン ,  代謝物 ,  ベンゾイルエクゴニン ,  タンパク質 ,  プロファイル ,  証拠