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J-GLOBAL ID：201302269018843726   整理番号：13A0013041

破砕・拡散混合技術による東北地方太平洋沖地震津波堆積物の有効利用

Effective utilization by crushing and diffusive mixing method of tsunami deposit from Northeastern Japan Pacific Offshore Earthquake

著者 (8件)： 栖原秀郎 (日本国土開発株式会社・土木本部) ,  新井洋一 (日本大学・総合科学研究所) ,  櫻田肇 (日本国土開発株式会社・東北支店) ,  中島典昭 (日本国土開発株式会社・技術センタ-) ,  横田季彦 (日本国土開発株式会社・土木本部) ,  赤神元英 (日本国土開発株式会社・土木本部) ,  黒山英伸 (日本国土開発株式会社・技術センタ-) ,  秋山真一郎 (日本国土開発株式会社・土木本部)
資料名： 地盤工学ジャーナル(Web)
巻： 7  号： 2  ページ： 399-408 (J-STAGE)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0044A  ISSN： 1880-6341  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震に伴う津波により発生した震災廃棄物の中には,比較的大きながれき類が処理された後,もしくは,同時に,木くず,コンクリートくず,廃プラスチック類等の混ざった泥状物等(津波堆積物)が相当量(約1,300~2,800万トンと推計されている)存在することが確認されている。環境省「東日本大震災津波堆積物処理指針」によれば,有効利用可能なものは有効利用を優先しつつ,有効利用できないものについては適切な処理を行う必要があるとされている。著者らは,従来より破砕・拡散混合技術を用い,産業副産物の有効利用や,不法投棄案件の処理を行ってきた。今回,実際の津波堆積物を使用した試験施工等を行い,破砕・拡散混合技術により,津波堆積物が,がれき類と改質された土壌とに効率的に分別され,有効利用できることを確認したので報告する。(著者抄録)

シソーラス用語： *大地震 ,  *堆積物 ,  廃棄物 ,  *混合 ,  利用 ,  廃棄物処理 ,  建設工事 ,  礫 ,  安定処理土 ,  分離 ,  *津波堆積物
準シソーラス用語： 瓦礫 ,  災害廃棄物 ,  試験施工 ,  *東北地方太平洋沖地震 ,  *破砕・拡散混合 ,  分別 ,  有効利用

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  資源回収利用  (SC05060V)

引用文献 (9件)：

• 1) 一般社団法人廃棄物資源循環学会:津波堆積物処理指針(案),p.2, 2011.
• 2) 環境省:津波堆積物処理指針, p.1, 2011.
• 3) 栖原秀郎,新井洋一,増岡宏高,加藤孝之: 破砕・拡散混合技術による窯業副産物微粒珪砂の建設材料へのリサイクル,土木学会論文集G Vol.63 No.4, pp.360-365, 2007.
• 4) 一般社団法人廃棄物資源循環学会:津波堆積物処理指針(案), pp.5-6,2011.
• 5) 勝見武:第46回地盤工学研究発表会,特別セッション「東北地方太平洋沖地震調査報告会」2011東日本大震災における地盤環境問題資料,2011

タイトルに関連する用語 (5件)： 破砕 ,  拡散 ,  東北地方太平洋沖地震 ,  津波堆積物 ,  有効利用