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J-GLOBAL ID:201302269115997800   整理番号:13A1590474

小サイズ生物関連試料中のOs濃度及び同位体比の定量のためのハイスループット法

A high-throughput method for the determination of Os concentrations and isotope ratio measurements in small-size biological samples
著者 (9件):
資料名:
巻: 28  号: 10  ページ: 1591-1599  発行年: 2013年10月 
JST資料番号: C0770C  ISSN: 0267-9477  CODEN: JASPE2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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著者らは野生動物から切除された小組織試料を用いて大規模バイオモニタリングプログラムに適する種々の生物学的マトリックスにおける多元素キャラクタリゼーション,再現性のあるOs濃度及び同位体比のために最適化された分析方法を開発し,検証したので報告する。試料導入法として溶液噴霧(SN)或いはOsO4気相導入(GPI)を備えた二重収束扇形場誘導結合プラズマ質量分析を用いて,試料導入前の試料分解法として高圧灰化器(HPA)或いはマイクロ波オーブン(MW)分解法を使用した。一連の動物及び植物認証標準物質(CRM)及び内部対照試料(大角シカの腎臓)による調査で分析方法の最適化がなされた。最適化分析法はハタネズミの個々の臓器及び組織のOs濃度及び同位体比の定量分析で検証された。ハタネズミの組織及び標準物質SRM1577aウシ肝中の多元素の濃度が定量されて,個々の元素につき,方法の検出限界(MLOD)が得られ,OsのMLODはSN法で2pg/gであり,GPI法では0.2pg/gであった。試料分解方法(MW及びHPA)及び試料導入法(GPI及びSN)の組み合わせによる大角シカの腎臓中のOs濃度及び同位体比を測定した。MW+SN及びMW+GPIでOs濃度はそれぞれ,5.9及び5.29pg/gであり,MW+GPI及びHPA+GPIではそれぞれ,5.29及び7.21pg/gであった。HPAは限られたスループット故に大規模研究には不向きであるが,MWでの値より高い数値を提供する。MW及びHPA間には同位体比の差は殆どない。ハタネズミの組織/臓器中の187Os/188Os比がOs濃度の関数としてGPI及びSNを用いて測定され,200pg/g以上のOs濃度で同位体比はGPI及びSN共に0.125~0.15の値を得た。
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分類 (1件):
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有機物質中の元素の物理分析 

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