抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の機械的粉砕によるゴム再生品は再加硫特性が貧弱であり,そのことがその有用性を制限している。B.Coppingが違った再生モードによる進歩に注目した。ハンガリーのHungaroJet(HJ)社は超高圧(UHP)ウォータジェット(WJ)のみを使い古タイヤからゴムを同時抽出/粉砕し金属補強部品を無傷で残す。この方法によりゴム細粉(サイズ50~500μm)と屑ゴム(サイズ500~1500μm)が製造される。この再生ゴムは新ゴム(天然ゴム,合成ゴム)に混ぜて直接再加硫できるほか多くのプラスチックや熱可塑性ゴムに混ぜて自動車部品などに使える。WJ粉砕による再生屑ゴムは機械的粉砕ゴムや冷凍粉砕ゴムに比べ表面積が大きいことをSEM写真により説明した。HJ社は,WJ粉砕再生屑ゴムを20%以上混ぜたゴム配合物は従来の新ゴム配合物と比べ加硫特性,物性において同等であるとしている。ハンガリーの大学,石油ガス会社,ゴム会社などでの工業用ゴム製品,ゴムアスファルトなどへのWJ粉砕再生屑ゴムの利用状況を述べた。ベルギーのタイヤ再生会社は重補強コンベアベルトのUHP-WJによる再生に成功した。