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J-GLOBAL ID：201302269292025363   整理番号：13A0623772

表面・界面の制御,機能化技術 樹脂との接着性向上のためのアルミニウム粗化技術

著者 (1件)： 渡辺充広 (日本表面処理研究所)
資料名： ポリファイル  (Polyfile)
巻： 50  号： 3  ページ： 16-21  発行年： 2013年03月10日 
JST資料番号： S0870A  ISSN： 0910-2175  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： アルミニウムと絶縁樹脂との接着性向上を目的とし,アンカー効果を高めることに着目して検討した,フッ化物やホウ素を用いない化学的手法によるアルミニウムの表面粗化技術を紹介した。アルミニウムよりも標準電極電位が貴な金属イオンを添加した塩酸浴によるアルミニウム表面の孔食的腐食と,アルミニウムと浴中の金属の局部電池作用による置換反応を同時に起こし,アルミニウム表面や孔壁に金属が析出しアルミニウムを腐食させ,さらに析出した金属のみを選択的にエッチングすることで最良な粗化表面を得た。この粗化処理したアルミニウム材と各種樹脂との溶融圧着による接着強度を示した。放熱板などの放熱性向上処理,メッキ密着性向上などへの応用展開についても述べた。

シソーラス用語： 付着 ,  金属板 ,  孔食 ,  エッチング ,  *表面処理 ,  電池 ,  置換反応 ,  *アルミニウム合金 ,  熱可塑性プラスチック ,  エッチング液 ,  密着性 ,  めっき
準シソーラス用語： アルミニウム板 ,  圧着 ,  局部電池 ,  接着性 ,  *粗化 ,  電池反応

分類 (1件)： その他の表面処理  (WC08070F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 界面 ,  接着性 ,  アルミニウム ,  粗化