抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,ポリ乳酸(PLA)表面を中圧誘電体バリア放電(DBD)に曝露した。PLA表面転換が異なる雰囲気(空気,ヘリウム,空気/ヘリウム混合物)中でDBDを行い,PLA表面改質への放電雰囲気による影響を比較検討した。初めに電流-電圧波形と発光スペクトルを用いて放電特性を調べ,次に接触角とXPS結果から表面改質効果を調べた。結果から,放電ガスは最終的なPLA表面組成に大きく影響し,ヘリウムDBDはPLA表面に多くの窒素を取込み,空気放電は高い酸素取込みを示した。ヘリウムへの極少量の空気添加はPLA表面化学を完全に変えるのに十分であった。窒素取り込みは酸素含有プラズマ種の存在で妨げられた。表面に窒素よりも多くの酸素を添加すると最小の接触角値は59°に限定された。しかし,表面化学が窒素のグラフト化と関連する場合,PLAの濡れ性はより大きく(最低接触角値36°)なった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.