抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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自己集合単分子膜(SAM)における表面特性の動的な制御に着目し,電気ポテンシャル,光照明,化学的試薬,酵素,およびpHによって達成された(バイオ)化学的転化から生じるダイナミシティに焦点を当ててレビューし議論した。まずヒドロキシル基を呈する金上でのアルカンチオレートおよび無機表面上でのオルガノシラン層のSAMを簡単に紹介し,様々な化学を強調する外部刺激によって類別される動的表面の設計および作製における最近の進展を紹介した。最後に表面のダイナミシティを利用することによって実現できる様々な応用を議論し,この分野の見通しを簡単に議論した。動的SAMの分野における重要な進展および非常に多くの刺激的な例が示されてきているが,生物学および医学における基本あるいは応用問題を解決する報告は非常に少ない。動的SAMが実用的に利用されるためには,概念実証の流儀ではなく,学際的な手法が必要であり,この分野の研究者は化学,生物学,電子工学,材料科学,およびその他の多くの科学的学問分野を橋渡しする努力をする必要があることを示した。