文献

J-GLOBAL ID：201302269490250240   整理番号：13A1206340

10nmスケールにおける広帯域テラヘルツ発生及び検出

Broadband Terahertz Generation and Detection at 10 nm Scale

著者 (7件)： MA Yanjun (Univ. Pittsburgh, Pennsylvania, USA) ,  HUANG Mengchen (Univ. Pittsburgh, Pennsylvania, USA) ,  RYU Sangwoo (Univ. Wisconsin-Madison, Wisconsin, USA) ,  BARK Chung Wung (Univ. Wisconsin-Madison, Wisconsin, USA) ,  EOM Chang-Beom (Univ. Wisconsin-Madison, Wisconsin, USA) ,  IRVIN Patrick (Univ. Pittsburgh, Pennsylvania, USA) ,  LEVY Jeremy (Univ. Pittsburgh, Pennsylvania, USA)
資料名： Nano Letters  (Nano Letters)
巻： 13  号： 6  ページ： 2884-2888  発行年： 2013年06月 
JST資料番号： W1332A  ISSN： 1530-6984  CODEN： NALEFD  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： SrTiO₃(STO)基板上にLaAlO₃を3.4単位胞の膜厚に堆積し,次にc-AFMリソグラフィーを用いて電極間に10nm幅の金ナノワイヤを敷き,中間に10nmのナノギャップを置いて酸化物ナノ接合を設けた。Mach-Zehnder干渉計によりTi:サファイアレーザビームをポンプとプローブに分け,一方に光遅延を設けて得た超高速(~30fs)光パルスを,80Kにおいて,この酸化物接合に照射し,光伝導特性(光電圧ΔV)を4電極法により測定した。光スポット位置を走査してΔVを画像化し,ΔVが接合の近傍に極く局所的であり,接合に加えるバイアス電圧により調節でき,バイアス電場,二つの光電場と接合の三次光非線形定数χ³の積,即ち非線形分極P_NLに相当することを示した。次に,二つのナノ接合を~10μm離して設置し,一方の光励起による接合近傍の分極P_NLを,他方の接合のΔVとして,検出するのに成功した。超高速の光放射の周波数成分をこれらのナノ接合により混合し,広帯域THz波を発生し検出できるこのデバイスにおいては,回折限界より4桁小さいスケールでの前例の無い制御により,THz帯のスペクトロスコピーとともにそれぞれのナノ粒子及び分子の制御への途を拓くであろう。

シソーラス用語： *チタン酸ストロンチウム ,  *アルミン酸塩 ,  *ランタン化合物 ,  膜厚 ,  ナノワイヤ ,  間隙 ,  接合 ,  Mach-Zehnder干渉計 ,  高速度 ,  光パルス ,  電圧 ,  光学定数 ,  遅延線 ,  時間 ,  *電磁波 ,  発生 ,  検出 ,  規模 ,  広帯域 ,  原子間力顕微鏡 ,  ポンププローブ法 ,  テラヘルツ波
準シソーラス用語： AFM【顕微鏡】 ,  *アルミン酸ランタン ,  テラヘルツ ,  ナノギャップ ,  ナノスケール ,  ナノ接合 ,  金ナノワイヤ ,  光遅延線 ,  三次非線形光学感受率 ,  遅延時間 ,  超高速

分類 (2件)： 非線形光学  (BD05000T) ,  その他の光伝送素子  (BD06040S)

タイトルに関連する用語 (2件)： 広帯域 ,  テラヘルツ