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J-GLOBAL ID：201302269490493321   整理番号：13A1155793

中空繊維に担持された液膜を経由した合成水からの鉛イオンおよび水銀イオンの選択的な分離

Selective separation of lead and mercury ions from synthetic water via a hollow fiber supported liquid membrane

著者 (1件)： PANCHAROEN Ura (Chulalongkorn Univ., Bangkok, THA)
資料名： 旭硝子財団助成成果報告書(Web)
巻： 2012  ページ： NO.102 (WEB ONLY)  発行年： 2012年 
JST資料番号： U0002A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究は,中空繊維に担持された液膜(HFSLM)を経由した,希合成水からの鉛および水銀イオンの選択的分離に関する実験的な検討および数学モデルを提示した。輸送系を,抽剤の種類(D2EHPA,Cyane 471,Aliquat 336およびTOA),抽剤濃度,モジュールのセッティング様式,運転時間および供給溶液および放散溶液の流速などの幾つかの変数で検討した。その結果,HFSLMは非常に供給溶液中のPb(II)および Hg(II)濃度を,タイ国の工業省および自然資源環境省で通達された規制排出量限界の0.2および0.005mg/L未満まで低減できることが明確に分かった。合成水からの鉛および水銀イオンの最も高い選択的抽出は,一次および二次モジュール抽剤として0.03MのD2EHPAおよび0.06MのAliquat 336を用いて,供給溶液と放散溶液の流速が同じ100mL/minの流速で抽出率96%および100%であった。PbCl₂およびHgCl₂の抽出動特性は,1.51および9.43L/mg・minの速度定数に関して二次の反応であった。数学モデルによって予測された一次および二次モジュールの放水口供給溶液中のPb(II)およびHg(II)濃度は,PbCl₂で8%およびHgCl₂で9%の平均百分率偏差で,実験結果と良好に一致した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *中空繊維 ,  *液膜 ,  *膜分離 ,  希薄溶液 ,  *鉛化合物 ,  金属イオン ,  *水銀化合物 ,  輸送現象 ,  数学モデル ,  抽剤 ,  キャリア ,  濃度 ,  モジュール ,  時間 ,  溶液 ,  流速 ,  変数 ,  *ストリッピング ,  排出基準 ,  定数 ,  速度 ,  廃水処理 ,  比率 ,  数値 ,  統計量
準シソーラス用語： *鉛イオン ,  *水銀イオン ,  速度定数 ,  抽出率 ,  偏差 ,  予測値

分類 (2件)： 膜分離  (XD02120Z) ,  下水,廃水の物理的処理  (SC03040L)

引用文献 (21件)：

• 1) Turner, D.R., in: T.C. Hutchinson, K.M. Meema (Eds.) Lead, Mercury, Cadmium and Arsenic in the Environment, John Wiley & Sons Ltd., England, 1987, pp. 175-186.
• 2) Corvini, G., Stiltner, J., Clark, K., UOP LLC, (2007): 3.
• 3) Gallup, D.L., Strong, J.B., Chevron Corporation, (2007): 1-9.
• 4) Barciszewska, M.Z., Szymanski, M., Wyszko, E., Pas, J., Rychlewski, L., Barciszewski, J., Mutat. Res., Rev. Mutat. Res. 589 (2005): 103-110.
• 5) Chakrabarty, K., Saha, P., Ghoshal, A.K., J. Membr. Sci. 346 (2010): 37-44.

タイトルに関連する用語 (5件)： 中空繊維 ,  担持 ,  液膜 ,  鉛イオン ,  水銀イオン