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J-GLOBAL ID：201302269499599149   整理番号：13A0407774

四フッ化炭素プラズマ処理によるクロトウヒ木表面の撥水性の改善

Improved water repellency of black spruce wood surfaces after treatment in carbon tetrafluoride plasmas

著者 (5件)： POATY Bouddah (Univ. Laval, Centre de Rech. sur le Bois, Pavillon G.-H. Kruger, G1V 0A6, Quebec, QC, CAN) ,  RIEDL Bernard (Univ. Laval, Centre de Rech. sur le Bois, Pavillon G.-H. Kruger, G1V 0A6, Quebec, QC, CAN) ,  BLANCHET Pierre (FPInnovations, 319 rue Franquet, G1P 4R4, Quebec, QC, CAN) ,  BLANCHARD Vincent (FPInnovations, 319 rue Franquet, G1P 4R4, Quebec, QC, CAN) ,  STAFFORD Luc (Univ. de Montreal, Dep. de Physique, H3C 3J7, Montreal, QC, CAN)
資料名： Wood Science and Technology  (Wood Science and Technology)
巻： 47  号： 2  ページ： 411-422  発行年： 2013年03月 
JST資料番号： B0964A  ISSN： 0043-7719  CODEN： WOSTBE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 暴露面の防水処理をすることを目的に,カナダの広範囲の森林樹木種のうちのクロトウヒ木(Picea mariana (Mill.) B.S.P.)のプラズマ処理の検討を行った。プラズマCVD用に機能性フッ素樹脂塗料の気体前駆体として四フッ化炭素(CF₄)を用い,木材への誘導結合アルゴンプラズマ処理実験を実施した。水接触角の測定に基づく濡れの分析結果は,静的接触角が最大で130°までと撥水性を示した。また,静的接触角は,Ar/CF₄プラズマ中でのプラズマ暴露時間,CF₄濃度,およびプラズマ源-基板間距離に依存した。プラズマ処理した木材表面についてX線光電子分光法で調べた結果,高疎水性木材表面に50%近い濃度のフッ素原子を持つ薄いフルオロカーボン層の成長が確認された。触針式表面形状測定による塗膜厚さ測定の結果,水の取込を最小にする撥水性木材表面を得るには最低80nmの塗膜層厚さが必要であることが判明した。この全データから,フルオロカーボン含有プラズマ処理は湿潤条件下での木材製品の耐久性を改善する上で非常に有望な方法であることが判った。Copyright 2012 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *プラズマ処理 ,  *誘導結合プラズマ ,  *改良木材 ,  木材性質 ,  *撥水加工 ,  防水加工 ,  フッ素樹脂塗料 ,  前駆体 ,  濡れ ,  表面性状 ,  塗膜 ,  膜厚 ,  脂肪族フッ素化合物 ,  接触角 ,  フロン ,  木材保存 ,  撥水性 ,  Picea mariana ,  表面計測 ,  *プラズマ
準シソーラス用語： クロトウヒ ,  フルオロカーボン ,  静的接触角 ,  塗膜層厚さ ,  表面形状測定

分類 (2件)： 製材・加工  (FF05032S) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z)

物質索引 (1件)： 四ふっ化炭素

タイトルに関連する用語 (4件)： 四フッ化炭素 ,  プラズマ処理 ,  クロトウヒ ,  撥水性