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J-GLOBAL ID：201302269518938146   整理番号：13A1287543

大気化学と林冠交換シミュレーションシステム(ACCESS):モデルの詳細と温帯落葉樹林冠への応用

The Atmospheric Chemistry and Canopy Exchange Simulation System (ACCESS): model description and application to a temperate deciduous forest canopy

著者 (1件)： SAYLOR R. D. (National Oceanic and Atmospheric Administration, TN, USA)
資料名： Atmospheric Chemistry and Physics (Web)  (Atmospheric Chemistry and Physics (Web))
巻： 13  号： 2  ページ： 693-715  発行年： 2013年 
JST資料番号： U7039A  ISSN： 1680-7316  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 森林の林冠内や上部で生じる多面的な物理,化学的プロセスの一次元モデルを開発し,生物起源揮発性有機化合物(BVOCs)の一次発生源であり,二次有機エアロゾル(SOA)の形成と分布に重要な影響を与える林冠放出成分からのSOAの形成を研究した。林冠からのBVOCs放出に関わるプロセス,化学輸送の明確な表現,バックグランド大気との混合,林冠内部と上部,プラネタリー境界層の高さまでを通した乱流鉛直輸送,大気と林冠,大気と林床間での双方向交換を含む大気化学と林冠交換シミュレーションシステム(ACCESS)を開発した。これまで化学的と微気象研究の対象とされてきたアメリカ南東部のイソプレン放出を主体とした林冠をACCESSの試験地とした。イソプレンの鉛直分布とフラックスの結果は,これまでの観測やアメリカ南東部混合落葉樹林内で行われた測定結果と一致している。人為起源窒素酸化物(NO_x)がSOA気相前駆物質の林冠濃度とフラックスに与えた影響を感受性試験した。環境レベルでのNO_x濃度が林冠より放出されるイソプレン酸化生成物の相対量とフラックスに影響し,SOA形成経路に影響を与える。ACCESSの次のバージョンは気相-とエアロゾル相化学,物理プロセスを含むマルチフェーズモデルとなる。

シソーラス用語： *大気化学 ,  *植物被 ,  落葉樹林 ,  *揮発性有機化合物 ,  *エアロゾル ,  ヒューマンファクタ ,  酸化窒素 ,  シミュレーションモデル ,  鉛直分布 ,  オゾン ,  温帯 ,  アメリカ南東部 ,  脂肪族化合物 ,  アルカジエン ,  共役ジエン
準シソーラス用語： 二次有機エアロゾル ,  人為起源 ,  生物起源

分類 (4件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  植物生理学一般  (EH02010Y) ,  生態系  (EE01040P) ,  森林植物学  (FF02020E)

物質索引 (1件)： イソプレン

タイトルに関連する用語 (5件)： 大気化学 ,  林冠 ,  シミュレーションシステム ,  モデル ,  応用