抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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昨年度に引き続き平成23年度も環境放射能水準調査を降水,降下物,蛇口水,土壌,牛乳,農産物(ほうれん草,大根),かつお及び空間放射線量率の各試料について行った。降下物について,
131Iが6.5MBq/km
2,
137Csが最大34MBq/km
2,
134Csが最大36MBq/km
2検出され,かつお及び土壌(深さ0から5cm)についても,
134Csが各0.4Bq/kg,0.88±0.29Bq/kg乾土検出されるなど平成23年3月11日の東日本大震災に伴い発生した福島第一原子力発電所事故の影響力が認められた。それ以外の項目については,前年度と比べ,大きな変化は認められなかったが,引き続き,本調査において原子力発電所事故後の環境への放射能の影響を,モニタリングしていくことが必要であると考えられた。なお,原子力発電所事故後空間放射線量率,蛇口水及び降下物(定時降水)についてモニタリングが強化されたが,平成23年12月28日に終了した。(著者抄録)