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J-GLOBAL ID:201302269557315393   整理番号:13A0012123

焼入れ焼もどしを施したSCM435鋼の低サイクル疲労への水素添加の影響

Effect of hydrogen on low cycle fatigue of quenched and tempered SCM435 steel
著者 (4件):
資料名:
巻: 50  号:ページ: 121-128 (J-STAGE)  発行年: 2012年 
JST資料番号: S0913A  ISSN: 0387-0154  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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各種の機械や装置の構造材料として有用な焼入焼戻を施したマルテンサイトSCM435鋼に水素を添加し,歪制御型の低サイクル疲労試験での変形挙動と疲労寿命ヘの影響を調べた。水素添加量を変化させ,昇温脱離分析を併用し,水素の影響の程度を調べ,初析フェライトを主体とする低炭素鋼焼ならし材の場合と比較した。水素を添加したSCM435鋼焼入焼戻材の昇温脱離分析での放出スペクトルは,炭素鋼の焼戻材と類似しており,335K辺りの主ピークと365K辺りの副ピークからなっていた。前者は転位でのトラップ,後者は大傾角粒界である旧γ粒界でのトラップに対応した。0.5mass-ppm以下の水素添加によって,単調引張での塑性流動応力が増加し,明瞭な塑性流動が生じる応力が1000MPaから1050MPaまで上昇した。水素添加による転位の易動度上昇はなかった。単調引張での水素添加の影響を引継ぎ,繰返し歪での応力振幅は水素添加により50MPa程度増加した。この応力振幅の上昇は,S10CやS45Cの焼ならし材でもあり,変形により形成される空孔が水素とペアを形成し,動的歪時効を生じるためであった。
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分類 (3件):
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機械的性質  ,  その他の金属組織学  ,  金属材料 
タイトルに関連する用語 (5件):
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