文献

J-GLOBAL ID：201302269563395668   整理番号：13A0875835

逆フィルタ制御(IFC)ホルマント推定における分析次数自動決定法

著者 (1件)： 渡邉亮
資料名： 日本音響学会誌  (Journal of the Acoustical Society of Japan)
巻： 69  号： 4  ページ： 168-178  発行年： 2013年04月01日 
JST資料番号： G0162A  ISSN： 0369-4232  CODEN： NIOGAH  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： LPC法など過去に提案されたホルマント推定法と同様に,我々が提案,開発した逆フィルタ制御(IFC)によるホルマント推定法では,分析次数(推定すべきホルマントの個数に関する次数)をあらかじめ指定する必要がある。本研究はIFC法の最適分析次数を自動的に推定し,話者情報が未知の音声から,適正なホルマント軌跡を得る方法を提案したものである。その方法では,可能性のある三つの次数における分解信号のそれぞれから零交差周波数分布のまとまりの度合いと平均ホルマントレベルを計算し,それらの荷重和が最大のものを選択する。まず,合成音声でその有効性を示し,実音声に適用したときの分析結果,すなわち,話者が入れ替わる複数の発話のホルマント軌跡を例示する。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホルマント ,  無次元数 ,  零交差 ,  *音声分析
準シソーラス用語： 逆フィルタ ,  次数 ,  合成音声 ,  話者 ,  *逆フィルタ制御 ,  サウンドスペクトログラフィー

分類 (1件)： 音声処理  (JE05000E)

引用文献 (15件)：

• WATANABE, A. Formant estimation method using inverse-filter control. IEEE Trans. Speech Audio Process. 2001, 9, 317-326
• J. D. マーケル. 音声の線形予測. 1980
• 坂田聡. 逆フィルタ制御ホルマント推定における零交差情報の有効性. 音響学会誌. 2011, 67, 459-469
• 粕谷英樹. 年齢, 性別による日本語5母音のピッチ周波数とホルマント周波数の変化. 音響学会誌. 1968, 24, 355-364
• PICKETT, J. M. The Sounds of Speech Communications. 1980, 46-49

タイトルに関連する用語 (5件)： IFC ,  ホルマント ,  推定 ,  分析 ,  次数