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J-GLOBAL ID：201302269963160520   整理番号：13A1228317

カリウムのインデニル錯体の自然溶解とラセミ結晶の生成

Spontaneous resolution versus formation of racemic crystals of indenylpotassium complexes

著者 (3件)： OLSSON Susanne (Dep. of Chemistry and Molecular Biology, Univ. of Gothenburg, SE-412 96 Gothenburg, SWE) ,  LENNARTSON Anders (Dep. of Chemical and Biological Engineering, Chalmers Univ. of Technol., SE-412 96 Gothenburg, SWE) ,  HAKANSSON Mikael (Dep. of Chemistry and Molecular Biology, Univ. of Gothenburg, SE-412 96 Gothenburg, SWE)
資料名： Journal of Organometallic Chemistry  (Journal of Organometallic Chemistry)
巻： 741-742  ページ： 131-135  発行年： 2013年10月01日 
JST資料番号： B0412C  ISSN： 0022-328X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 立体化学的に不安定な有機金属試薬について研究しているうちに,[K(ind)(pmdta)]_n(ind=インデニル,pmdta=N,N,N’,N’’,N’’-ペンタメチルジエチレントリアミン)がテトラヒドロフラン(THF)溶液から結晶化し,溶液濃度により三種の異なる結晶相を示すことを見出した。高濃度溶液からは既知の配位ポリマー[K(ind)(pmdta)]_n,α-1が得られた。低濃度では,新規な結晶相β-1が得られたが,自然に溶解していく様子が認められた。さらに低濃度の溶液からは,THFを含む対掌性包接化合物2が単離できた。2もまた,自然に溶解する様子が認められた。結晶β-1と2は鏡像異性的に高純度であった。β-1は反応性の有機金属試薬なので,その結晶をエナンチオ選択合成に用いてみた。N-クロロスクシンイミドとβ-1結晶とからキラルな1-クロロインデンが生成したが,鏡像異性体過剰は見られなかった。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *カリウム錯体 ,  *結晶化 ,  *結晶構造 ,  溶解 ,  包接化合物 ,  エナンチオマ ,  立体選択性 ,  *共役ジエン ,  *脂環式化合物 ,  *芳香族縮合化合物 ,  芳香族縮合炭化水素 ,  環状エーテル
準シソーラス用語： 配位重合体 ,  エナンチオ選択性

分類 (3件)： 非遷移金属元素の錯体  (CE01030C) ,  インデン  (CF06030O) ,  非遷移金属元素の錯体の結晶構造  (BK09020M)

物質索引 (5件)： N-クロロスクシンイミド ,  インデン ,  テトラヒドロフラン ,  ペンタメチルジエチレントリアミン ,  1-クロロ-1H-インデン

タイトルに関連する用語 (5件)： カリウム ,  インデニル ,  錯体 ,  溶解 ,  結晶