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J-GLOBAL ID:201302269981176174   整理番号:13A0975155

魚類と浮遊粒子状物質におけるトリクロサンとメチルトリクロサン残留物の遡及的研究: ドイツの環境試料バンクからの結果

Retrospective study of triclosan and methyl-triclosan residues in fish and suspended particulate matter: Results from the German Environmental Specimen Bank
著者 (7件):
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巻: 91  号: 11  ページ: 1517-1524  発行年: 2013年06月 
JST資料番号: E0843A  ISSN: 0045-6535  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ElbeとRhineを含むドイツの河川(16サイト)からの保存魚類試料を用いて,トリクロサン(TCS,1994~2003年と2008年)とその変換生成物メチルトリクロサン(MTCS,1994~2008年)の遡及的モニタリングを行なった。また,これらのサイトの4つで2005~2007年の浮遊粒子状物質(SPM)を調べた。試料を直接(MTCS)あるいは誘導体化(TCS)後にGC-MSによって分析した。魚の筋肉組織でのTCS負荷は<0.2~3.4ng/gで,濃度の時間的傾向は認められなかった。魚類でのMTCS濃度は1.0~33ng/gと高く,2003~2005年くらいまで増加していた。その後,濃度は一般的に低かったが,一部サイトで単一の高い値が最近観察された。SPMでは1~4ng/gのMTCS濃度低下が検出されたが,TCSは常に定量限界以下であった。MTCS濃度がTCSの消費に関係すると仮定して,観察されたMTCSレベルの低下は部分的に洗剤でのTCSの自主的使用中止の結果と考えられた。MTCSへの生態毒性研究が少ないため,QSARからの予測無影響濃度(PNEC)を文献からの生物濃縮係数の適用による最大組織残留量から計算した魚類の平均環境水濃度と比較した。これらの計算した水濃度がPNEC以下であることから,MTCSのみでは水生生物へのリスクは生じないと思われた。また,SPM生物に対するPNECへの変換と検出したMTCSのSPMレベルとの比較はリスクがないことを示した。Copyright 2013 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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その他の汚染原因物質  ,  環境汚染一般 

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