抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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従来の避雷針よりも効率よく雷を誘導するという観点から,受雷針(光産業製)という避雷針が考え出された。筆者らは,従来の避雷針の電極に対して,単数電極よりも複数突起電極の方が高い誘雷率が得られることを確認済みであるが,今回は単数電極でも複数の突起電極と等価で,かつ簡易な電極形状を求めた。本稿ではその検討結果を報告した。まず,4種類の形状の電極を対象に,自然雷を模擬した雷インパルス電圧を印加し,誘雷率を測定した。そして,電極の形状,正・負極による誘雷率の差異について統計的検定を行った。その結果,誘雷率の高い順に,ピラミッド型1本突起,ピラミッド型3本突起・コーン型3本突起,従来型,と性能の差が認められた。特に,ピラミッド型は従来型に比べて約1.8倍と,負極性で高い誘雷率を有すことなどを確認した。