文献

J-GLOBAL ID：201302270085875452   整理番号：13A0287530

ナノバブル膨張高分子超薄膜の粘弾性 : カップリングモデルによる正当化

Viscoelasticity of Nanobubble-Inflated Ultrathin Polymer Films: Justification by the Coupling Model

著者 (3件)： NGAI K. L. (Univ. Pisa, Pisa, ITA) ,  PREVOSTO Daniele (Inst. for Chemical and Physical Processes, CNR, Pisa, ITA) ,  GRASSIA Luigi (Second Univ. Naples, Aversa (CE), ITA)
資料名： Journal of Polymer Science. Part B. Polymer Physics  (Journal of Polymer Science. Part B. Polymer Physics)
巻： 51  号： 3  ページ： 214-224  発行年： 2013年02月01日 
JST資料番号： C0346B  ISSN： 0887-6266  CODEN： JPLPAY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ポリスチレン(PS),ポリ酢酸ビニル(PVAc),ビスフェノールAポリカーボネート(PC),ポリ(メタクリル酸n-ブチル)(PMBA)に対しナノメータの膜厚の超薄膜のナノバブル膨張法を適用して,ガラス-ゴム転移領域の粘弾性クリープコンプライアンス特性,およびガラス転移温度(T_g)の膜厚依存性を検討した。T_gの大きな減少が,クリープコンプライアンスの短時間シフトにより,PSとPCで観察された。PSのT_gの膜厚依存性が,自立超薄膜の過去の研究データと一致を示した。コンプライアンスの短時間シフトに伴う,ゴム状プラトーのコンプライアンスの低下が観察され,より薄い膜で,より低い温度でこの減少が大きくなった。この変則的な粘弾性挙動は,PVAc,PMBAで観察されたが,T_gまたはプラトーコンプライアンスいずれかの変化が大きく変動した。そして,これらの現象をRouse模型,セグメントα緩和の粘弾性機構や分子間高分子鎖ネットワーク構造のカップリングモデルから解説した。

シソーラス用語： *気泡 ,  *ナノ構造 ,  *高分子薄膜 ,  *粘弾性 ,  ポリスチレン ,  ポリ酢酸ビニル ,  ビスフェノールAポリカーボネート ,  コンプライアンス ,  クリープ ,  Gauss鎖 ,  みみず鎖 ,  *ガラス転移点 ,  ガラス転移 ,  ポリメタクリル酸ブチル ,  緩和現象 ,  *動的機械分析 ,  膜厚 ,  結合モデル
準シソーラス用語： PVAc【重合体】 ,  α緩和 ,  *カップリングモデル ,  クリープコンプライアンス ,  *ナノバブル

分類 (1件)： 高分子固体の力学的性質  (CG02023D)

タイトルに関連する用語 (6件)： ナノバブル ,  膨張 ,  高分子超薄膜 ,  粘弾性 ,  カップリング ,  モデル